満寿屋商店
満寿屋商店さんは、北海道帯広市に本社を置く食品会社です。
ホームページを見ると、創業1950年のパン屋「満寿屋商店」から始まった会社です。
開業当時の頃からのお客さんの声が綴られている以下の「ますやパン エピソードBOOK」にも麦音のエピソードは出てきます。
麦音
麦音は、満寿屋商店のフラグシップ店舗の位置づけで、広大な敷地や庭からも、オープンキッチンスタイルやイートインの充実からも、満寿屋商店さんの意気込みがわかります。
満寿屋商店のホームページでも、「麦音ご紹介」のメニューがあるほどです。
麦音は、パンの美味しさだけでなく、庭や建物自体が絵になるので、この記事では、麦音の写真をふんだんに紹介したいと思います。
題して、「麦音 写真ギャラリー」です。
広大な敷地
麦音は、昭和52年に閉鎖された、日本甜菜製糖株式会社の帯広製糖所の跡地にあります。
昔、この場所で、甜菜から砂糖が作られていました。
甜菜は、砂糖大根のことで、テンサイと読みます。今は、ビートと言うらしいです。
麦音のすぐ隣には、北海道の製糖の歴史がわかる「ビート資料館」があります。
この帯広製糖所は、かなり広大な工場だったようで、その一部が、平成10年に完成した「ニッテンスズランプラザ」という、帯広を代表するショッピングエリアになっています。
この広さは、以下のGoogleマップを見てもらえればわかると思います。
なので、麦音の敷地面積も、11,000平方メートルと、単独ベーカリーとしては、日本一の敷地面積なのだそうです。
場所
場所は、帯広市の南の稲田通沿いにあります。
建物
麦音の一番の特長は、洗練されたデザインの建物です。
屋根の上のかっこいい風車が目印です。
満寿屋商店のホームページから引用。
風車も、夏空をバックに、気持ち良さそうに回っています。
入口には、ハロウィンのかぼちゃが置いてあります。
夕空に月が光っていて、麦音をさらにカッコよく惹きたてます。
店内
では、店内に入ってみましょう。
売り場
入り口でトングとトレイを取って、売り場の好きなパンを選んでいきます。
売り場には、パン工場が併設されていて、オープンキッチンスタイルになっています。
中央の棚のところに立っている経路図の看板に従って、左側から奥に進み、右手のレジ(写真には写っていません)に並びます。
では、売り場をグルっと回ってみましょう。
入り口の左手すぐにあるピザ窯では、休む間もなく、数種類のピザが焼かれています。
この辺りに置いてあるパニーニやホットドック、黒えだ豆のコロッケ(写真奥の四角の青皿。すでに売り切れ。)やフライドポテトも十勝の味を堪能できるので、つい手が伸びてしまいます。
カレーパンも美味しいです。
ドーナッツコーナーの向かいの中央の棚には、フルーツを使ったカラフルなデニッシュが並んでいます。
ドーナッツコーナーの先には、麦々ロールや塩バターロール、かぼちゃケーキなどが並びます。
ふわふわ柔らかくて、ちょっぴり甘いベビーパンもこの辺りに並んでいます。
2山 66円なので、気軽に買えます。
売り場左手の一番奥は、バゲットやライ麦パン、クルミパンなど、パン好きにはたまらないコーナーです。
売り場右手に進むと、サンドイッチとおかずパンのコーナーです。
ますやパンの名物、白スパサンドもここにあります。
サンドイッチコーナーを過ぎると、中央の棚には、食パン、あんパン、白あんパン、さつまいもあんパン、豆パンなど、定番のパンが並びます。
この向かいがレジになります。
イートイン
麦音の良いところは、焼きたてのパンが、イートインコーナーですぐに食べられるところです。
パンと一緒に、ドリンクやコヒー、スープを頼んだら、ここで受け取ります。
イートインコーナーの入り口の右手には、水車と石臼が動いています。
建物の天井にある風車で水をくみ上げ、水車を回し、水車の動力で石臼を引きます。
石臼のコーナーの左上の壁には、「麦音のうた」の歌詞がかけられています。
作詞作曲のクニ河内さんと言えば、私たちの世代には懐かしいTVドラマ「俺たちの旅」のサウンドトラックを演奏していたバンド「トランザム」のメンバー、チト河内さんのお兄さんです。
どんな曲なんでしょう。一度、聴いてみたいです。
天気のいい日は、庭で食べるのがおすすめ。
お客さんが増え、もともとあったイートインコーナーでは手狭になったのか、さらに奥に、ビニールハウス形態のイートインスペースが拡張されました。
このスペースは、頻繁に模様替えをしているのか、来るたびにデコレーションが変わります。
写真でもわかると思いますが、よく見ると、ほとんどが四葉のクローバーでした。
「十勝晴れ」という言葉があるくらい、帯広は冬でも晴れの日が多く、お日様が降り注ぐこのスペースは、真冬でも上着を脱がないと暑いくらいです。
庭
晴れた日は、庭に出てパンを食べましょう。
3月でも庭には雪が残っているので、暖かくなって雪が解けるまでは、写真奥のビニールハウスのイートインスペースを使います。
食したパン
ここからは、我が家が食したパンの写真です。
デニッシュのサンドイッチ、塩メロンパン、赤い飲み物はブドウジュース。
ハートのシュガートーストの手前は、とかちマッシュがトッピングされたパン。
三角のサンドイッチは、ますやパン名物の白スパサンド。
黒えだ豆コロッケを2つも買ってます。
黒えだ豆コロッケ。
北海道のじゃがいもは、やっぱりホクホクで美味しい!
まとめ
十勝産小麦を100%使った、麦音の美味しい焼きたてパン。
是非とも、一度、召し上がってください。
追記
2016年11月、アンテナショップの「MASUYA TOKYO」が東京にオープンしたそうです。
店内に置いてあったパンフレットで知りました。
東京の単身赴任先から自転車で行ける場所だったので、さっそく行ってみました。
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