ヨードの湯「晩成温泉」
2017年の新年、本日から営業を始める帯広の「そば処 匠」で、いつもの板盛りを食べた後、
「さて、今日はどこへ行こうか?」
と悩んだ挙句、無料区間の帯広・広尾自動車道を南に向かい、冬の太平洋側へ行ってみることにしました。
上手くいけば、襟裳岬まで車を走らせるつもりでしたが、大樹町に着いたのがPM2:00近くになっていたのと、曇り空だったため、襟裳岬と反対の東に曲がり、十勝川の河口を回って、帯広に戻ることにしました。
その道すがら、帯広・広尾自動車道の終点、虫類大樹ICを降りたときに目に留まった「海の見える晩成温泉」の看板がいたるところに見えます。
結局、看板の案内に従って、「晩成温泉」に来ていました。
「晩成温泉」の駐車場に車を停めて、ネットでこの温泉のことを調べると、
- 珍しいヨード泉で、しかも、その濃度が高い。
- レンタルタオル付きで、入浴料が大人500円。
- 新年のイベントで干支石けんがもらえる。
ことがわかりました。
晩成温泉のホームページはこちら。
場所
場所は、太平洋の側、数100mのところにあります。
建物に入る前に、海側へ行ってみます。
施設
玄関に回って、温泉施設に入ります。
フロントの横の券売機で入浴券を購入します。
ホームページに書いてあったとおり、レンタルのタオルと一緒に、鶏を模った干支石けんを頂きました。
干支石けん
自宅に戻って、頂いた干支石けんを開けてみると、これが、思った以上に立派なモノでした。
ちゃんと、屏風と敷物も付いていましたよ。
お正月なので、海老一染之助、染太郎の太神楽のように「Foldio360」で回してみましょう。
回した後は、さっそく、部屋に飾りました。
石けんのいい匂いがしします。
浴室へ向かう廊下
フロントの右奥に進み、浴室へ向かいます。
途中、晩成温泉のキャラクターなのでしょうか、大きな看板があります。
この廊下の横には、休憩所や食堂もあります。
町民の皆さんが笑顔で入浴している冒頭の宣伝ポスターは、この廊下の右手前に貼ってありました。
また、大樹町にはJAXAの「大樹航空宇宙実験場」があるため、廊下左手の壁には、宇宙開発に関係したポスターも飾られています。
廊下の突き当りには、太平洋を眺めながらマッサージできるマッサージチェアが置かれています。
マッサージチェアが置いてある場所の窓からは、太平洋がさらに間近に見えます。
浴室
暖簾をくぐって、浴室に入ります。
脱衣用のロッカーはなく、服は脱衣かごに入れます。
ただし、貴重品を入れておくための小型の鍵付きロッカーはあります。
風呂の種類は、以下の5つです。
- ヨード泉の大きな浴槽
- ヨード泉の高温風呂(3人くらい入るといっぱいになるくらいの広さ)
- サウナ
- ジェットバス(ヨード泉ではなく、普通の湯)
- 水風呂
露天風呂はありませんが、大きな浴槽とジェットバスの間を通って、海側のベランダに出ることができます。
ヨード泉の浴槽につかって身体が十分に温まったら、ベランダに出て身体を冷まします。
このベランダは、火照った体を冷やすのにうってつけです。
今日は、風も穏やかで、雪もほとんど降っていないので、身体の芯まで温まっていると2~3分は、ベランダの椅子に座って海を眺めていられます。
左奥の海辺は砂浜になっているのか、波の音が聞こえてきます。
波音を聞きながら灰色の空と海をじっと眺めていると、何とも言えない気分になります。
泉質
晩成温泉は、世界的にもめずらしいヨード泉です。
日本では、青森県の浅虫温泉が有名らしいのですが、浅虫温泉のヨウ素イオンの濃度が0.1mgなのに対し、ここ晩成温泉のヨウ素イオン濃度は、2桁高い12.2mgもあるそうです。
確かに、お湯の色は、イソジンを薄めたような茶褐色をしています。
また、ヨード泉の湯船につかる瞬間、アンモニア臭に似た匂いを感じます。
イソジン同様、殺菌効果もあるそうです。
夕暮れ
「サウナ → 水風呂 → ヨード泉 → 高温風呂 → ベランダ → ヨード泉」の一連のローテーションを繰り返していると、いつまでも長湯できそうです。
気が付くと、2時間以上が過ぎ、PM4:30を回りました。
「そろそろ帰らないと...」
思いつきで来た晩成温泉でしたが、ヨードの湯でとても温まりました。
自動販売機で買ったダイエットコーラを飲み干し、帰宅の途につきます。
帰りは雪道です。
車のスリップに気を付けて、安全運転で帰りましょう。
その後
この晩成温泉が気に入った私は、その後、春と夏にも訪れています。
すっかりリピーターになってしまった私ですが、晩成温泉の近くには、いろいろ見どころもあります。
以下の記事で、春と夏の晩成温泉の画像と共に、周辺の見どころも紹介しておきます。
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