葉山女子旅きっぷ
今日は、朝から快晴なので、以前から目星を付けていた「葉山女子旅きっぷ」で葉山に出かけました。
”女子旅”という名前は付いていますが、私のような50歳を過ぎたおじさんでも使えます。
この切符、京急の「おトクなきっぷ」として発売されているなかのひとつです。
京急の「おトクなきっぷ」は、他社の同様な切符に比べてお得感が半端なく、私も以前から「みさきまぐろきっぷ」や「東京湾フェリー往復きっぷ」を利用させてもらっています。
今回利用した、「葉山女子旅きっぷ」は、
- 新逗子駅までの京急線往復乗車券
- 京急バスのフリー乗車券
- 選べる逗子・葉山ごはん券
- 選べるおみやげ券
がセットになっています。
私は、品川駅から利用したので、3,000円でした。
切符売り場で
”女性限定のきっぷではありません。どなたでもお買い求めいただけます。”
と記載されているものの、切符売り場の窓口で、おじさんの私が、”女子旅”という言葉を使うのは、いささか恥ずかしいので、
”葉山きっぷ”お願いします。
と言うと、女性の係員が、
”葉山女子旅きっぷ”ですね?
と、元気に聞き返してくださいました(笑)。
さて、どこへ行こうか?
以前に、仙元山を山歩きするために葉山に来たことはありますが、海辺を歩くのは初めてです。
電車に揺られながらパンフレットを見て、最初の行き先を考えます。
「さて、どこへ行こうか?」
パンフレットだけでは決まらなかったので、ちょうど最近はじめた、ドコモの雑誌読み放題サービス「dマガジン」で女性向け雑誌"OZ"を検索。
数か月前の特集記事に湘南の紹介があったのを思い出したからです。
「ありました!」
2016年8月号に
”湘南で夏休み”
と題した特集があり、葉山のことも書いてあります。
この特集に「逗子~葉山」の紹介ページがあり、そのページのタイトルは、
今日は急ぐのやめにしよう
大人をさぼる 1DAY TRIP
でした。
家に戻ってからネットで知ったことですが、実は、今回利用した「葉山女子旅きっぷ」は、雑誌"OZ"とのコラボで期間限定で始まったのだそうです。
この雑誌"OZ"の写真から、まずは、神奈川県立葉山公園に行くことにしました。
Googleマップで調べると、葉山公園からは、浜辺を歩いて、小磯の鼻、一色海岸を通り、神奈川県立近代美術館 葉山まで行けそうです。
神奈川県立葉山公園
新逗子駅前の2番のバス乗り場から、「逗12海岸回り」のバスに乗って、終点の葉山バス停で降ります。
葉山公園までは、葉山バス停から歩いて5分程です。
葉山公園のすぐ下の大浜海岸に降りてみます。
小磯の鼻
大浜海岸を北にしばらく歩くと、赤い欄干の小さな橋があります。
この橋を渡ると、小磯の鼻です。
小磯の鼻は、大浜海岸と一色海岸を分けるように、岩の地形が沖に向かって突き出した磯場です。
先ほどまで歩いていた大浜海岸の砂浜と違って、岩場になっているので、足を滑らせないように注意しながら岩を渡ります。
小磯の鼻のつけ根、一色海岸側では、地元の親子でしょうか、海藻の観察をしていました。
一色海岸
小磯の鼻を過ぎると、一色海岸です。
葉山御用邸の前に広がる砂浜です。
神奈川県立近代美術館 葉山
一色海岸の端まで歩いたので、道を登り、神奈川県立近代美術館 葉山に寄ってみます。
神奈川県立近代美術館の歴史は古く、1951年に鎌倉の鶴岡八幡宮境内に建設された鎌倉館がその始まりです。
日本で初めて「近代美術館」をいう名称を使ったのだそうです。
葉山館は、2003年にオープンした、神奈川県立近代美術館の3番目の建物です。
中庭の中央には、イサム・ノグチの「こけし」が展示されています。
1950年代の日本美術
今日は、「1950年代の日本美術」という展示がされていました。
上田薫さんの作品を展示した、「反映の宇宙」も同時開催されていました。
私が気に入ったのは、以下の作品です。
※ 作品の写真は、ネット上にアップされているコンテンツで、美術館で撮影したものではありません。
迫力がありながらも、色と線の使い方が美しい。
実際の作品は、横が約5mほどの大きなもので、壁一面での展示です。
山肌のモザイク模様が面白い。
こちらは、30cm四角程度の小さな作品です。
色の使い方が綺麗。
レストラン オランジュ・ブルー 葉山館
美術鑑賞をした後は、美術館に併設されている「レストラン オランジュ・ブルー 葉山館」でランチを食べます。
テーブル数はそれほど多くなく、上の写真の窓際のテーブルだけです。
PM 1:00を回ったところですが、すでに、6組ほどが順番待ちをされていました。
「葉山女子旅きっぷ」の「選べる逗子・葉山ごはん券」では、ここ以外にも、以下のページのレストランで食事ができます。
別の店を選ぶこともできたのですが、パンフレットのハンバーグの写真が美味しそうだったのと、昼もだいぶ過ぎていたので、順番待ちをして、このレストランで食べることにしました。
順番待ちの間、レストランから散策路を下りて、先ほど歩いてきた海辺の方へ行って見ます。
皿に緑のものがないので、盛り付けとしてはちょっとさみしいですね。
パンフレットの写真で期待していたので、ちょっとがっかりです。
ミネストローネスープと食後のドリンクも付きました。
ミュージアムショップ オランジュ・ブルー 葉山館
レストランと同じ建屋に、ミュージアムショップが併設されています。
ここで売っているトートバックと色えんぴつのセットも「葉山女子旅きっぷ」の「選べるおみやげ券」と引き換えできます。
「選べるおみやげ券」は、以下のページのお店の商品と引き換え可能です。
私は、このトートバックと色えんぴつを娘の誕生日プレゼントにすることにしました。
お土産もゲットしたので、バスで駅に戻りながら、途中、葉山マリーナに寄ってみることにします。
葉山マリーナ
四国の田舎に居た頃から、葉山マリーナの名前はテレビや雑誌などで知っていました。
30年前の学生時代、旧電電公社がNTTに民営化されるタイミングのちょうどそのとき、横須賀研究所にインターンに来させてもらったときにも、気になっていた場所です。
もう少し華やかな場所をイメージしていたのですが、ショッピング施設も思っていたよりこじんまりしています。
葉山港
葉山マリーナの隣には、漁港の葉山港があります。
バス停でバスを待っていると、ヨットが湾の中で列を作って気持ちよさそうに走っています。
さすが、"ヨット発祥の地"ですね。
新逗子駅
朝、電車を降りた、新逗子駅までバスで戻ってきました。
今日は、ちょっと早めに15:54発の羽田空港行き電車で戻ります。
品川へは、途中、金沢八景で快速特急に乗り換えです。
まとめ
再度、葉山に来て思うことは、
「山と海だけのな~んにもない場所だなぁ。」
です。
でも、これが葉山の魅力そのものです。
雑誌"OZ"に、
葉山で過ごす休日は
本を片手に出かけよう
と書いてあった意味が改めてわかりました。
いやいや。
神奈川県立近代美術館 葉山という、絶好のロケーションの美術館もあるじゃないですか。
素晴らしいアートと春の訪れを感じる海風に癒された、貴重なのんびり休日が過ごせました。
おじさんにとっても「葉山女子旅きっぷ」最高です!
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