ヱビスビール記念館
ヱビスビール記念館に行ってきました。
ヱビスビール記念館に来るのは2回目ですが、今回は、前回参加できなかった見学ツアーに参加できました。
ツアーコンダクターさんが、ヱビスビールの歴史と美味しい飲み方を伝授してくれるだけでなく、最高の状態のヱビスビールが2杯試飲できるので、おすすめの見学ツアーです。
恵比寿駅から歩いて行けるのもいいですね。
見学ツアーの申し込み
ヱビスビール記念館の入り口にある、ヱビスビールの缶でできたオブジェです。
入り口にいる案内のお姉さんに、
「見学ツアーに参加したいんですけど。」
と伝えると、
「今からですと、5分後に開始するツアーに参加できます。」
「階段を降りたところのカウンターで申し込んでください。」
と言われました。
ちょうどいいタイミングでした。
写真の右下に写っているのが、見学ツアーの受付カウンターです。
その奥にあるのがミュージアムショップで、ここだけのオリジナルのお土産が買えます。
見学ツアーの料金
大人は、ヱビスビール2杯の試飲が付いて500円です。
中学生から20歳未満は、ソフトドリンク付きで300円です。
見学ツアーの申し込みが完了すると、このヱビスツアーカードを渡され、ツアーラウンジで待つように言われます。
ツアーラウンジで待ちます
ツアーラウンジは、棚に恵比寿様の置物が飾られていて、ちょっと暗めの落ち着いた空間になっています。
写真に写っている2つのテーブルは、次の写真のように、麦芽でモザイク模様を描いたガラステーブルです。
テーブルのコーナーに、ミニチュアの人形が2体立っていて、麦畑を眺めています。
見学ツアー
いよいよ見学ツアーの開始です。
展示資料の見学が20分、ビールの試飲が20分、合わせて40分のツアーです。
発売当初のボトル
展示コーナーの入り口にあるスクリーンの前には、発売当初のボトルが飾られています。
当時の価格は14銭。
今の値段にすると3,000円くらいだったそうです。
日本初のビアホール
明治32年の夏、ビールの拡販のため、銀座に日本初となる「恵比寿ビールBeer Hall」をオープンしました。
手前、一番右には、恵比寿ビールが好物だった夏目漱石が、煙草の煙を燻らせながら、ビールを楽しんでいます。
枝豆の上におでんが乗ってます。
美味しそうですね。
パリ萬國博覧會で金賞受賞
明治33年には、パリ萬國博覧會に出品し、見事、金賞を受賞。
それを記念して作られた、贈答用の木箱です。
当時は飛行機なんかないですから、パリ萬國博覧會に行くのは、数か月の船旅だったそうですよ。
戦時中のボトル
めでたい恵比寿様のラベルがなくなって、ノーブランドの「麥酒」となってますね。
よみがえったヱビスビール
戦争で途絶えてしまったヱビスビールですが、ビール愛好者の強い要望で、昭和46年、28年ぶりによみがえりました。
そのとき、私は10歳でした。
恵比寿様のラベルも復活です。
開運の「金ヱビス」「銀ヱビス」
ビールの栓、王冠の裏のコルクを剥がして"開運"の文字が出たら、「金ヱビス」「銀ヱビス」の景品がもらえたそうです。
「金ヱビス」は5,000本に1本、「銀ヱビス」は500本に1本の確率だったみたいです。
「美味しんぼ」にも登場
これにより、若者の認知度も上がったそうです。
ヱビスビールあります。
この看板がかかっているだけで、そのお店の格が上がった感じがしますよね。
あのCM曲
エビスビールと言えば、CMで流れる、あの曲が有名ですよね。
JR恵比寿駅のホームでも電車の発車メロディとして使われています。
皆さんご存知のように、この曲、映画「第三の男」のテーマ曲です。
なぜこの曲が選ばれたかというと、当時の商品企画担当者が、そのときの売り上げシェアが3位だったことにちなんで選曲したそうですよ。
私は、中でも「YEBISU THE HOP」の「グリーンベンチ編」のCMが大好きでした。
クラムボンはじめ、知ってる人は知っている、通好みなアーティストが演奏しているので、たまりませんでした。
そのころ、「YEBISU THE HOP」の売り場では、このCMがDVDプレーヤで延々流れていました。
誰か、この販促用DVD持ってないですかね?
手回しオルゴールでこのCM曲を聴いて、展示コーナーを後にします。
お楽しみの試飲の時間
この見学ツアー、息子と参加したのですが、息子は未成年者のため、ビールの代わりにりんごジュースが配られます。
あら、残念。
なんとクリーミーな泡でしょう。
乾杯では、ツアーコンダクターさんの
「乾杯!」
の掛け声の後、見学ツアー参加者全員が、
「ヱビス!」
と唱和します。
ビールサーバーの扱いが上手い人がサーブすると、泡の下にフロスティミストと呼ばれるモヤモヤができるそうです。
このフロスティミストが、美味しさの証です。
2杯目は、クリスタル麦芽を使った、ここヱビスビール記念館でしか飲めない「琥珀ビール」です。
少し、色が濃いですね。
色だけでなく、普通のヱビスビールに比べて、味も濃いです。
サントリーのビール工場に行くと、この麦芽の試食ができるのですが、ここは見るだけです。
麦芽だけ食べても甘みがあって美味しいですよ。
4番目がクリスタル麦芽ですね。
ここでしか飲めないと言っていた、このクリスタル麦芽を使ったビール、ところが、9月1日から「琥珀ヱビス クリスタルアンバー」として、限定醸造、限定販売されるそうです。
家庭でできる美味しいビールの注ぎ方
「琥珀ビール」を楽しみながら、ツアーコンダクタさんから、家庭でできる美味しいビールの注ぎ方「三度注ぎ」を教わります。
詳しくは、以下のページの「ヱビスのおいしい飲み方」を参照してください。
ラッキーヱビス
左のラベルが通常のラベル。
右のレベルが「ラッキーヱビス」のラベルです。
「ラッキーヱビス」のラベルは、恵比寿様の魚籠(ビク)にも鯛が入っています。
マンガ本の紹介のところにありました。
見学ツアーもおしまい
試飲コーナーを後にし、ミュージアムショップでお土産買って帰ります。
気軽に行けて、ヱビスビールの歴史も教えてもらって、しかも最高の状態のヱビスビールが2杯、500円で飲めるとあっては、参加しない手はないですよね。
満席のこともあるので、事前に予約して行った方がいいですよ。
ヱビスビール記念館の案内は以下から。
ひょっとして、誰もいない真夜中のミュージアムで、今夜も繰り広げられているかもしれない恵比寿様の必見パフォーマンスはこちら。
プロジェクションマッピングが格好いいですね。
この恵比寿様の像も、実際にヱビスビール記念館にありますので探してみてください。
「琥珀ヱビス クリスタルアンバー」のAmazonでの販売は、9月6日から。
限定醸造、限定販売なのでお早目に。
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