広くてフレキシブルな「TOY'S BOX 470H」の荷室
以下の記事で紹介した「ジャパン キャンピングカーショー 2023」で、初めて「TOY'S BOX 470H」を見たとき、一番に惹かれたのが、フレキシブルに使えそうな広い荷室です。
ポータブル冷蔵庫や自転車はもちろん、長期の車中泊に備えて、コンパクトな洗濯機まで積もうかと考えています。
悩みは荷物の固定方法
一方、フレキシブルな荷室であるが故の悩みは、大型の荷物をどうやって固定するかです。
私がネットで調べて見つけたのは、以下のような方法です。
- 突っ張り棒
- Dリング アンカー
- ラゲッジ用フック
ただ、どの方法も荷物の荷重に耐えられるかが心配です。
allsafe エアラインレール
最終の仕様打ち合わせのために「トイファクトリー 湘南」さんへ行った際、中古車の「TOY'S BOX 470H」が駐車場に停めてありました。
その中古車の荷室の床を見て、
「これだ!」
と思ったのが、allsafeさんの「エアラインレール」です。
エアラインレールも、上で紹介したDリング アンカーのように、床板にネジで固定するものです。
しかし、Dリング アンカーが1本のネジで固定するのに対し、エアラインレールは、複数のネジで固定するため、荷重が1本のネジに集中しません。
何より便利なのは、レール上の好きなポイントで固定できるシングルスタッドという金具を使って、フック位置を自由に変えられるという点です。
エアラインレールは、フレキシブルな荷室の「TOY'S BOX 470H」に最適なアイテムです。
トイファクトリーのパーツカタログにも掲載あり
仕様打ち合わせの際、営業さんからもらったパーツカタログを見ると、エアラインレールは、後付け可能なパーツとして掲載されていました。
ただ、取り付け料金込みの値段を聞いて、いったん保留。
トイファクトリーさんは、どのオプションも高めの価格設定なのでびっくりはしませんでしたが、後付け可能なパーツなので、即決はしませんでした。
頑張れば、Amazonで購入して、自分でも取り付け可能ですから。
キジマ ワンタッチレール
帰宅してから、ネットでいろいろ調べていると、エアラインレールに似た、キジマさんのワンタッチレールというものを見つけました。
レールの厚みは、エアラインレールが13.5mmに対し、ワンタッチレールは、約半分の6.5mmです。
なので、レールに取り付ける金具は、エアラインレールとワンタッチレールの間で互換性はありません。
エアラインレールの方が、当然、強度は高いですが、長さや色の自由度、価格面から、ワンタッチレールの方が使いやすそうです。
強度に関しては、ワンタッチレールをバイクのトランポに使っている人もいるようなので大丈夫そうです。
結局、耐荷重は、レールの厚みより、ネジで固定される側の床板の強度で決まりそうです。
ワンタッチレールの取り付け方法
ワンタッチレールの取り付け方法を考えます。
キャンピングカーに設置された家具の側面に取り付ける方法もありますが、「TOY'S BOX 470H」の場合は、広い床面を活かす上でも、床板に取り付けた方が良さそうです。
ワンタッチレールの取り付け穴は、M6の皿ネジを前提に加工されています。
タッピングビス
最終的には、床板の材質や厚みをトイファクトリーさんに確認する必要がありますが、床板が一般的な合板であると仮定すると、タッピングビスで固定するのが良さそうです。
木ネジやコーススレッドの選択肢もありますが、床板の厚みを考えると、ネジの太さや長さの制約から、タッピングビス一択だと思います。
鬼目ナットと皿小ネジ
タッピングビスでも、取り付け強度は確保できると思いますが、さらに、取り付け強度を高めるため、私は、鬼目ナットと皿小ねじを使おうと思います。
鬼目ナットを床板にねじ込んでおけば、何度もネジの取り付け/取り外しもできるようになります。
まとめ
「トイファクトリー 湘南」さんの駐車場で、たまたま見た中古車の「TOY'S BOX 470H」は、私にとっては、まさに救世主。
その床板についていたエアラインレールをヒントに、キジマさんのワンタッチレールで荷物を固定しようと思います。
私が選択した「TOY'S BOX 470H」の床の色からすると、シルバーではなくブラックにした方がいいかな。
ただし、ブラックは、長さが285mmと600mmの2種類しかないので、600mmを2本もしくは3本使って長さを確保する必要があります。
納車されたら、実際の床の色を確認し、シルバーにするかブラックにするか決めたいと思います。
ブラックにしたら、レールの色に合わせて、取り付けネジも黒を選ばないといけませんね。
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