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「Evernote」からSynology「Note Station」に乗り換える

日々のコト
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「Evernote」無料プランの制限変更

私は、「Evernote」を無料プランで使っています。
しかし、2023年12月4日から、無料プランの制限が厳しくなりました。

  • ノートブックの数は1個まで
  • ノートの数は50個まで

私の場合、ノートブックは1個ですが、ノートの数は、現時点で869個ありました。

WEBサイトでいろいろ調べ物をしているとき、気になった情報は、「Evernote Web Clipper」というChrome拡張を使って、「Evernote」に保存をしていました。
この使い勝手が良かったので、今後、新しい情報を追加できなくなるとつらいです。

ということで、「Evernote」に代わるツールに乗り換えることにしました。

Synology「Note Station」

まずは、「Evernote」の代替ツールの情報をいろいろ探しました。

マイクロソフトの「OneNote」も検討したのですが、今までの使い勝手とかなり変わるみたいなので、「OneNote」への乗り換えは断念。

結果、最終的には、Synologyの「Note Station」に乗り換えることにしました。

「Note Station」は、SynologyのNASに搭載されているOS「Synology DiskStation Manager(以下、DSMと表記)」の環境で動作するアプリケーションです。

以下の記事でも紹介したように、私は、ずっとSynologyのNAS「DS116」「DS218play」を愛用しています。
なので、追加の費用なしに「Note Station」をインストールするだけで済みます。

また、後でも紹介しますが、SynologyからリリースされているChrome拡張「Synology Web Clipper」を使えば、今まで同様に、ChromeやEdgeのブラウザから、気になる情報をSynology NASの「Note Station」に直接保存できます。

乗り換え手順

ここからは、「Evernote」からSynology「Note Station」へ乗り換える手順を説明します。

「Note Station」のインストール

まず、ブラウザからSynology NASに接続します。

DSMのトップ画面から「パッケージ センター」を起動します。

「パッケージ センター」のダイアログが表示されます。

検索のキーワードに"note"と入力してENTERキーを押すと、「Note Station」のアイコンが表示されるので、[インストール]ボタンをクリックします。

「Note Station」の説明が表示されるので、再度、[インストール]ボタンをクリックします。

「Note Station」のインストールが開始します。

「Note Staion」が実行可能になったら[開く]ボタンをクリックします。

新しくインストールしたパッケージのセキュリティー強化のために、以下のダイアログが表示されたら、[はい]ボタンをクリックして、DSMのトップ画面を再読み込みします。

これで、「Note Staion」のインストールは完了です。

「Note Station」の起動

DSMのトップ画面から「メイン メニュー」を開きます。

「メイン メニュー」のページに、先ほどインストールした「Note Station」のアイコンが表示されています。このアイコンをクリックして「Note Station」を起動します。

「Evernote」のインポート

「Evernote」のノートブックを「Note Station」にインポートするには、以下の2つの方法があります。

  • 「Evernote Web」からのインポート
  • 「Evernote for Windows」アプリからのインポート
    (おそらく「Evernote for Mac」も同様)

「Evernote Web」からのインポート

まず最初に、「Evernote Web」から、直接インポートする方法を説明します。

「Note Station」のダイアログが表示されたら、[設定]ボタンをクリックします。

設定ダイアログが表示されたら、[インポートおよびエックスポート]タブを選択し、[Evernote からインポート]ボタンをクリックします。

サーバーを選択Evernoteを選択し、[次へ]ボタンを押します。

[Evernote 認証をリクエストする]ボタンをクリックします。

自動的にブラウザの「Evernote Web」ページが開きます。
自分のIDとパスワードで「Evernote Web」にログインします。

[承認する]ボタンをクリックして、「Note Station」が「Evernote Web」のアカウントにアクセスすることを許可します。

「Evernote Web」へのアクセスが許可されたら、「Note Station」に「Evernote Web」のノートブックのリストが表示されます。

インポートしたいノートブックにチェックを入れて、[完了]ボタンをクリックします。

後は、順次、「Note Station」が「Evernote Web」のノートブックをインポートしていきます。
インポート状況がパーセント表示されますが、100%になる前に[OK]ボタンをクリックしても、引き続きインポートが継続されます。

「Evernote Web」のノートブックが全てインポートできれたら完了です。

ただし、「Evernote Web」からのインポートは時間がかかるので、私は、次に説明する方法で、「Evernote for Windows」アプリからエクスポートした「*.enexファイル」をインポートしました。

「Evernote for Windows」アプリからのインポート

もう1つの、「Evernote for Windows」アプリからインポートする方法を説明します。

まだ、「Evernote for Windows」を使っていない人は、WindowsのMicrosoft Storeから、あらかじめインストールしてください。
「Evernote for Windows」をインストール/起動した後は、自分の「Evernote」のIDとパスワードでログインします。
ログインすると、「Evernote Web」や他の「Evernote」アプリの間でノートブックが同期されます。「Evernote」の無料プランでは、「Evernote Web」と同期できるデバイスは1台なので、今回「Evernote for Windows」をインストールしたデバイス以外は、同期のリストから削除してください。

私の場合、以下のように、1個のノートブック、869個のノートが同期されました。

まず、「Note Station」にインポートしたいノートブックの右端の[その他の操作]部分をクリックし、プルダウンメニューから[ノートブックをエクスポート…]をクリックします。

[ENEX 形式]を選択し、[エクスポート]ボタンをクリックします。

任意の場所に「*.enexファイル」を保存します。

次に、「Evernote for Windows」からエクスポートした「*.enexファイル」を「Note Station」にインポートします。
「Note Station」の設定ダイアログで[インポートおよびエックスポート]タブを選択し、Evernote .enex ファイルからノートブックをインポート。の[インポート]ボタンをクリックします。

[マイコンピュータからアップロード]ボタンをクリックします。

先ほどエクスポートした「*.enexファイル」を開きます。

選択した「*.enexファイル」が表示されていることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。

後は、順次、「Note Station」が「*.enexファイル」をインポートしていきます。
インポート状況がパーセント表示されますが、100%になる前に[OK]ボタンをクリックしても、引き続きインポートが継続されます。

「Note Station」にインポートした情報の確認

「Evernote」のノートブックのインポートが完了しました。
以下のように、「Note Station」には、私が「Evernote」にクリップしておいた869個のノートが全てインポートされています。

「Evernote」にWEBサイトのページを丸ごと取り込んだノートを確認してみます。
確認ポイントは、元のWEBサイトのレイアウトが再現できているかどうかです。

以下のノートは、「俺のハイエースのいじり方☆」さんのサイトから取り込んだものです。
「Evernote」に取り込んだ元のレイアウトが再現されています。

「Evernote」のノートブックは、「Note Station」にうまくインポートできたようです。

「Synology Web Clipper」を使ってみる

最後に、「Synology Web Clipper」の使い勝手を確認します。

まず、Chrome拡張「Synology Web Clipper」をChromeやEdgeのブラウザにインストールします。
インストール後、最初に「Synology Web Clipper」のアイコンをクリックすると、Synology NASのサインインが必要です。
「Note Station」をインストールしたNASのID(QuickConnect ID)ユーザ名パスワードを入力して、サインインします。NASにhttpsで接続したい場合は、httpsにチェックします。

NASにサインインした後は、取り込み方法保存先タグコメントを指定/入力して、[保存]ボタンをクリックします。

処理中のメッセージの後、クリップ完了のメッセージが表示されます。

クリップ完了のタイミングで、タグを追加することもできるようです。

クリップした情報が「Note Station」に保存されているか確認してみます。

先ほど、保存先に指定したマイメモ帳にクリップした情報が保存されています。

まとめ

「Evernote」の無料プランの制限が厳しくなったので、「Evernote」に取り込んでいた情報をノートブックごとSynologyの「Note Station」にインポートしました。

また、Synologyが提供しているChrome拡張「Synology Web Clipper」を使えば、ChromeやEdgeのブラウザから、WEBサイトの情報を直接「Note Station」にクリップできることがわかりました。

SynologyのNASを利用中の方は、この機会に「Evernote」から「Note Station」に乗り換えるのもいいかもしれません。

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