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農業高校からの国公立大学進学 「かくかくしかじか」の日高先生みたいな人に教わるシアワセ

農業高校生のお受験体験記
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「かくかくしかじか」の日高先生

かくかくしかじか

ふとしたことがきっかけで、東村アキコさんのマンガ「かくかくしかじか」を読みました。

このマンガは、東村アキコさんが、美術大学に進学するために通っていた絵画教室の日高先生との思い出をつづった、自伝エッセイ的な作品です。

農業高校生が、数か月の間にしろ、実習などの合間を見つけて勉強して、希望の大学を目指すことに通じる部分もあるので、このブログでも紹介します。

何はともあれ、一度読んでみてください。

 

この日高先生は、竹刀を振り回しながら、美大を目指す生徒に厳しく絵の指導をします。

「とにかく、何が何でも、生徒が希望する美術大学に押し込むぞ!」

という気迫が伝わってきます。

また、絵を描くという実技面だけでなく、大学合格に必要になるセンター試験に対しても、より高い得点を要求します。

 

なぜ大学に行くのか?

日高先生は、美術大学に行っていません。

マンガの中では、日高先生が絵を志した年齢は、29歳のときと描かれています。
もし、それ以降に美大への進学を考えても、年齢的に難しかったのではないかと推測します。

 

マンガの中で、日高先生は、絵画教室に通う塾生たちに、

「美術大学には絵を描く環境が整っていて、思う存分絵が描けるぞ。」

と話をされます。

この日高先生の言葉からも、「生徒を何が何でも希望の美大に入れる」という気迫からも、日高先生は、

「本来は実力がすべての美術の世界であっても、美術大学に行くこと(学歴)の必要性」

を感じていたのではないかと思います。

 

日高先生の親身な助言も、東村アキコさん含め、絵画教室に通って来ている受験生には、なかなか伝わりません。

 

私も高校生のときは、

「なんで大学に行かないといけないんだろう?」

「自分の目指す道がはっきりしていたら、大学進学なんかしなくても、一直線に実務に近い方に進めばいいじゃないか?」

「学歴なんか、実力があれば関係ないよ。」

などと、もっともらしいことを言いながら、「必死で勉強する」ということから逃げていました。

 

現役からの引退が近づいてきたことを感じる年齢になってきた今だから言えることですが、

「勉強は、それが許される時期にするべき。」

です。

 

もちろん、何歳になっても勉強はできますし、必要な学校への進学も不可能ではありません。

しかし、勉強に限らず、それをやるのにベストなタイミングを逃すと、余計な手間や労力が必要になり、本来取り組むべきことに使う自分の時間や工数をロスしてしまいます。

なので、

「四の五の言わずに、今できることに最善を尽くす!」

ことが、結局は、後々の自分の人生に効いてくると思います。

 

できるだけ有名な大学を目指す

さらに、あえて言いますが、

「大学に進学するつもりなら、どうせだったら、できるだけレベルの高い有名な大学を目指そう!」

です。

 

なぜなら、世間的に有名でレベルの高いと言われる大学は、

  • 最先端の学びの環境や施設が用意されている。
  • その学問の権威と言われるような有名な先生がいる。
  • 優秀な学生が集まる。

可能性が高いからです。

自分の卒業した大学の名前を自負するかしないかに関わらず、結果、卒業後、社会人になって、そういう恵まれた場で学んだことが自信につながると思います。

 

日高先生が、東村アキコさんに、

「東京芸術大学に行って欲しい。」

と願っていたように、

「自分の手の届く範囲で、高望みしよう。」

ということです、

仮にその大学を落ちることになっても、そこで人生終わるわけではありませんからね。

 

日高先生が、受験生の東村アキコさんに難易度の高い大学の受験を求めたのは、その頃から、東村アキコさんの持っている非凡な才能を見出していたからなのかも知れません。

 

良き指導者に巡り会うシアワセ

マンガの中で、東村アキコさんが付き合っていた彼氏の西村くんが、

「日高先生みたいな人に教えてもらっていたら、5浪もしなかっただろうな。」

と話をするシーンがあります。

 

自分自信が竹刀で殴られることを想像すると、日高先生のような超厳しい指導者の下でスパルタ教育を受けるのは、できれば避けたいことかもしれません。

一方で、日高先生のように、信念を持って自分のことを一番に思ってくれる指導者に巡り会えることは、とてもラッキーでシアワセなことではないでしょうか?

 

もしも、あなたの近くに、

「ちょっとうざいけど、口うるさく、親身に指導してくれる人」

がいるなら、そのことに感謝をして、その人の指導に、まずは素直に従ってみることをお薦めします。

 

日高先生

東村アキコさんは、日高先生が望んでいた絵画とは違う、マンガの道に進みました。

それでも、このマンガのストーリーと絵からは、

「とにかく描け!」

という日高先生の教えと、日高先生から数か月の間、みっちりとしごかれたデッサン力が、しっかりと伝わってきました。

 

その後知った情報

どちらかと言うと、行き当たりばったりの性格の私は、出会ったり見聞きしたことについて、その後に調べたり知ったりすることがほとんどです。

また、私は、マンガを読むのが大好きというわけでもありませんので、東村アキコさんのことや「かくかくしかじか」のことに対する知識も、まったくありませんでした。

「かくかくしかじか」のマンガの中で、「ママはテンパリスト」の表紙の絵が出てきたので、

「あぁ、『ママはテンパリスト』も、この人が描いたマンガなのか。」

と知ったくらいです。

実は、私はまだ、「ママはテンパリスト」を読んでいません。
ネットで出会った以下のブログの記事で、表紙の絵だけ見たことがあるくらいです。

http://www.ikedahayato.com/20150108/20018075.html

「ママはテンパリスト」も読んでみたいと思います。

 

せっかくなので、マンガを読み終わった後、「かくかくしかじか」や日高先生についてネットで調べたことをまとめておきます。

 

冒頭にも書きましたが、以下の情報を見る前に、まずは、このマンガを読んでみてください。
5巻で完結ですから。

いろいろなことが先入観になる前に、実際の作品を読んで、自分自身が感じたり思ったりすることの方が数百倍も貴重な体験です。

 

■「かくかくしかじか」は、「マンガ大賞2015」を受賞している。

http://www.mangataisho.com/archives/2015/01/post-594.html

 

 

■「かくかくしかじか」は、かなり事実に忠実に描かれている。

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■日高先生のモデルは、「日岡兼三さん」。

「アーティスト・日岡兼三」さんのFacebook

http://matome.naver.jp/odai/2143117040205164401

 


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