秋元神社
正直、この秋元神社の紹介記事を書くことを少々ためらいました。
- 軽々しくブログなんかで紹介しても良いのか?
- 知ってほしい気持ちとあまりたくさんの人に押しかけて欲しくない気持ちの葛藤。
- ちょっとオカルトチックな記事内容になってしまう。
というのがその理由。
スピリチュアルな話に興味のある人だけ読んでください。
最初のお参り
最初に訪れたのは、2011年の秋でした。
とある方に、
「すごい神社なんだけど、車一台がやっと通る細い山道の先だし、ナビにも出てこないから。」
と言って連れて行ってもらいました。
真偽のほどはわかりませんが、その方は、
「神話に出てくる天岩戸は、実はこの神社の裏の洞窟だと言う人もいるんですよ。」
「今の高千穂神社は、実は、この秋元神社を今の場所に移したという説もあります。だとすると、この秋元神社は、高千穂神社の元宮、奥宮ということになります。」
「この神社の鳥居は、鬼門の方角を向いています。ほとんどの神社の鳥居は南向きで、次に多いのは東向きです。鬼門を向いている神社はめったにありません。」
「風水がわかる人は、この神社の裏の山から降りてくるすごく強い気が、鳥居を抜けて谷に向けて流れていくと言います。」
と話してくれました。
2度目のお参り
2度目のお参りは、2014年の夏です。
息子の大学受験のオープンキャンパスに合わせて、阿蘇山や高千穂を旅行しました。
実は、是非とも、この神社に息子を連れてきたかったのです。
理由は、息子の「大学受験の合格祈願」のためです。
息子のスピリチュアルな力
秋元神社の紹介の前に、まず、息子のちょっと変わった能力について話をしておきます。
これから書くことは、一切信じてもらわなくても構いません。
成長とともに、その力は薄れてきていますが、息子にはスピリチュアルな力があります(としか考えられません)。
ある日、いきなり、「母親の胎内にいたときのこと」を話し出したり、
寝る前に布団の中で、「机(食卓)の上にいつも座っている、黒いおじさんは誰?」と聞いてきたり、
息子が一人、リビングでテレビを見ていたときのこと。
マンションのベランダ(11階)の向こうから、「車のヘッドライトみたいな光がすごいスピードで飛んできて、すぐそこ(ベランダのフェンス)で急に上に曲がって行った。」と訴えにきたり、
自分のおばあちゃん(嫁さんのお母さん)が亡くなった時刻に、一人で乗っていたエレベータで「『〇〇く~ん』(息子の名前)と呼ぶ声がした。」と、血相変えて部屋に戻ってきたり(同じタイミングで、嫁さんの実家から「今、亡くなった。」との電話がかかってきた)、
まぁ、この手の話を書き出すときりがありません。
科学的な裏付けもありませんし、証明もできませんが、どう考えても、幼児の頃からの言動を間近で見聞きしていると、そういった力があるとしか言いようがないことばかりです。
ちなみに、私にも嫁さんにも、姉になる娘にも、そういった能力は、全くありません。
参道の石段
入念に調べておいた細い山道を車で登っていくと、無事に秋元神社に到着しました。
車を降りて、参道の石段を上ります。
鬼門の方角を向いている鳥居は、この写真の鳥居ではなく、この石段を上がったところにあります。
石段を上ると、この鳥居が迎えてくれます。
この鳥居が、鬼門の方角を向いています。
地図上で、この神社から鬼門の方角に線を延ばすと、日本の本州を貫く直線になります。
伊勢神宮と向き合っているとの話もあります。
境内
1度目のときも、2度目のときも、なぜか、この秋元神社の写真がうまく撮れません。
なんとなく畏れ多い気がして、なかなか社殿に面と向かってカメラを向けられず、境内全体の雰囲気がわかる写真がありません。
ネットで探した中で、この神社全体の雰囲気が感じられ、かつ、構図の良い写真は、以下、MORIMORIさんの写真です。
参拝
家族みんなで参拝します。
社殿の祭壇には、「神鏡」が祀ってあります。
目をつむってお祈りしていると、後ろで「カラカラ~ン」という音が響きました。
御神水を汲んで帰るために持ってきたペットボトルを社殿の入り口の椅子に置いていたのですが、それが風で落ちた音でした。
お祈りを終え、
「大学の合格祈願なのに...」
と言いながら落ちたペットボトルを拾うと、息子がちょっと苦しそうにしています。
息子は、社殿に向かって左側の山の斜面の方を向いて、
「すごく押される。」
「後ろに倒れそう。」
と言っています。
確かに、その山肌からは、涼しい風が吹いてきて、とても気持ちが良いのですが、押されて後ろに倒れるような風ではありません。
嫁さんが、
「あんた、大丈夫かい?」
と声をかけますが、息子は、
「すごい胸がドキドキする。」
「これが、ほんとのパワースポットなんやな。」
「ここは、ちょっと半端ない!」
と少し苦しそうな顔をしながらも、笑いながら話しています。
パワーが流れてくる山肌
こちらが、その山肌。
手前に写っている屋根は、御神水の湧水のところに建っている社です。
この山肌、写真ではわかりにくいですが、目を凝らして見ていると、木霊が木々の葉の間から顔を出しそうな、とてもきれいな森です。
御神水の湧水
御神水の湧水です。
ペットボトルに汲んで持ち帰らせてもらいます。
1年以上経った今も、我が家の冷蔵庫の中にあります。
おみくじ
嫁さんと息子は、おみくじを引きました。
嫁さんは「大吉」でした。
息子のおみくじは「末吉」で、
焼かれようが、溺れようが、神の力を信じよ。
そうすれば、救いの手が差し伸べられよう。
というような意味の和歌が書かれていました。
肝心の勉学のところは、
邪念を捨て、精進せよ。
でした。
「志望校を決めて、ちゃんと努力しないと大学受からんということや。」
と、息子は、私たち両親から、いじられてました。
社殿奥の洞窟
社殿の左手奥には、岩山があり、その岩肌の真ん中辺りに洞窟が見えます。
昔は、この洞窟で山伏が修業をしていたそうです。
以下、CHIRICOさんのブログを見ると、この洞穴は、「太子ヶ窟」とつながっているらしいです。
CHIRICOさんのブログに書いてあるように、私も「太子ヶ窟」に入る勇気はありません。
実は、この岩が、秋元神社の御神体と言われています。
しかし、息子は、
「うぅん。この岩からは、なんも感じないな。」
「やっぱ、左側の山からのパワーの方がすご過ぎる。」
と言っています。
息子がしきりに言う左側の山にも洞穴があるので、ひょっとしたら、左手奥の洞穴から、左側の山の洞穴を通って、最終的には、「太子ヶ窟」まで続く、長い洞窟になっているのかもしれません。
いずれにしても、何も感じない私は、この山全体からの気を受け止めようと、両手を広げました。
すると、「ビビッ」という感触が右手の指先に!
見ると、トンボが指先に留まろうとしていました。
これは、霊的な現象ではなく、トンボが自分の縄張りを守ろうとするために起こす行動だそうです。
不思議な体験
「さぁ、そろそろ帰ろうか。」
ということで、石段を降ります。
石段を降りて、息子が、
「あぁ、楽になった。」
「石段を上って、境内に入った途端、心臓がドクドクするし、目がかすむし、なんやろ? って思った。」
「石段上ったから息が切れたんかな? と最初は思ったけど、牛部(農業高校での牛の世話)で鍛えられてるから、これぐらいは全然平気やし、変なの?」
「何回かパワースポットと言われるところに行ったことはあるけど、こんな感じになったのは初めてや。」
と言っています。
「神鏡」からもらったパワー
さらに、息子は、社殿の中での不思議な体験を話し出しました。
息子は、おみくじを引いた後、再度、祭壇の「神鏡」に向かって、
「大阪の皆に持ち帰りますから、パワーをください。」
とお祈りをしたそうです。
息子が言うには、
「パワーをくださいとお祈りしたら、鏡から何かが出てきた。」
「目には見えへんけど、何かモワモワとした太い筒みないなものが、身体に入ってきた。」
「手で触ろうとしたけど、掴めんかった。」
「光ってもないし、白くもない。」
「しばらくしたら止まった。」
だそうです。
私は社殿の外にいたので見てなかったのですが、その様子を見ていた嫁さんは、
「祭壇に向かって斜めに立って、手を広げたり、何かを指さしたり、おなかの前で手を動かしたり、この子何してるんやろ?」
と思っていたとのことです。
私も、ちょっと疑いも入れて、
「それ、本当?」
と聞くと、息子はちょっとムキになって、
「本当やで。もう一回上がってみるか?」
と言い返してきました。
再度、石段を上がる
心配になった嫁さんが、
「大丈夫なん? もう、やめといたら?」
と言うと、息子は、
「ものすごくしんどいけど、ここのパワーはいい神様のパワーや。」
「嫌な感じのときは、頭が痛くなったりするけど、ここはそうならん。」
とのこと。
結局、
「よっし!もう一回上がろう!」
ということになり、息子と2人で、再度、石段を上がります。
石段を上がったところにある、例の鬼門を向いている鳥居の手前で、息子が、
「胸に手を当ててみて。」
と言います。
息子の胸に手を当てますが、まあ、普通の脈拍です。
その後、最後の石段を上り、鳥居をくぐって、境内に入ります。
「ほらっ!」
と息子が言うので、もう一度、息子の胸に手を当てると、先ほどと違って、「ドックン、ドックン」と明らかに鼓動が早く大きくなっています。
「本当や!」
とこの事実を受け入れるしかありません。
あと、この鳥居をくぐったところで、一番目がかすむそうです。
このポイントを過ぎて、境内に入るにつれ、目は、はっきり見えてくるそうです。
「ここら辺が、境目なんかなぁ?」
とのことです。
やっぱり、こいつは、なんか持っています。
社殿に入って、再度、「神鏡」の前に立ちましたが、今回は、何も起こりませんでした。
息子が言うには、
「たぶん、さっき、フル充電でもらったからかな。」
だそうです。
石段を降りても、まだドキドキするということで、嫁さんが息子の脈数を測ると、120くらいあったそうです。
私には、脈数120の感触がわかりませんが、医療従事者の嫁さんが言うには、「ちょっとありえない数値」とのことでした。
秋元神社について
石段を降りたところにある秋元神社について説明のある看板です。
最近は、お参りする人も増えてきているようです。
3年前に来たときから、看板も新しくなっているし、すぐ側にはきれいなトイレもできています。
高千穂町の紹介ページはこちら。
以前は、お参りする人もなく、だいぶ荒れていたようです。
「なんじゃろか」さんのブログ(現在はクローズ)には、社殿が建て替えられるときの写真がありました。
古い社殿の写真はこちら。
2011年に最初にお参りしたときは、以下の古い「秋元神社由緒」の看板でした。
- 国常立命(くにとこたちのみこと)
- 国狭槌命(くにさつちのみこと)
- 豊斟淳命(とよくみぬしのみこと)
素人の私には、なんか、最強の神様に思えてしまいます。
秋元神社の位置とアクセス
1度目のときも、2度目のときも、この秋元神社は、Googleマップにも表示されませんでした。
なので、2度目のお参りのときは、上でも紹介した他の人のブログを読みまくって、秋元神社の位置を入念に確認して行きました。
また、Googleマップのストリートビューでも確認しましたが、山道の途中で途絶えていました。
この記事を書くにあたって、再度、Googleマップで調べると、今は、ちゃんと秋元神社の位置が表示されますね。
途中の山道が細いので、最初は、地元のタクシーを利用した方が、安全かもしれません。
宮交タクシーさんは、高千穂バスセンターに高千穂営業所があります。
まとめ
息子の反応を見る限り、やはり、この秋元神社、ただならぬパワーを秘めていると思います。
心を清めて、一度、お参りしてはいかがでしょうか?
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