よこすか満喫きっぷ
「明日の休日は、晴れそう」とわかってから行き先を決めるのが私のスタイルです。
今回は、京急の「おトクなきっぷ」として発売されている「よこすか満喫きっぷ」で横須賀周辺を探索します。
実は、横須賀中央の駅で降りるのは、34年ぶり。
学生のとき、今のNTT(旧日本電信電話公社)のインターンシップに来させてもらったとき以来です。
ちなみに、34年前の1985年、日本電信電話公社が民営化され、NTTに切り替わるちょうどそのとき、私は、初代NTT社長・会長の真藤恒さんのスピーチをNTT横須賀研究開発センタのテレビモニターで見ていました。
京急の「おトクなきっぷ」は、コスパが良いので、ときどき利用させてもらっています。
マップ
本日、一日で周った場所をGoogleマップにまとめておきます。
「よこすか満喫きっぷ」は、指定路線のバスも乗り放題なので、バスをうまく活用するのがポイントです。
下の地図の アイコンが、今回乗り降りしたバス停留所の場所です。
ここからは、行った場所ごとに紹介をします。
汐入駅
私は、品川駅で「よこすか満喫きっぷ」を購入しました。
電車に乗ってから最初に降りたのは、汐入駅です。
ぱんプキン
汐入駅の南側には、「よこすか海軍カレーパン」「ドブ板あんぱん」が有名な、「ぱんプキン」さんがあります。
ヴェルニー公園
まずは、米海軍横須賀基地に停留している軍艦が見える、ヴェルニー公園へ向かいます。
歩いて10分程で着きます。
公園に入ると、日本の自衛隊の隊員さんも、米軍の潜水艦や軍艦を珍しそうに見ています。
ヴェルニー公園の奥には、海上自衛隊の艦船も停留しています。
写真右の艦船は、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いせ」です。
どぶ板通り商店街
本町にある「どぶ板通り商店街」は、飲食店やファッション・雑貨などの店が並ぶ商店街です。
昼時は、酒場の店は閉まっていますが、ハンバーガーやカレーなどの飲食店は、ランチを食べるお客さんで混んでいます。
TSUNAMI
ハンバーガーで有名な「TSUNAMI」さんも、この通りにあります。
「よこすか満喫きっぷ」の「選べる 食べる券」が使えるお店です。
スカジャン
「スカジャン」発祥の地としても有名です。
国道16号線の反対側には、先ほどヴェルニー公園から見た、米海軍横須賀基地の入口があります。
三崎街道
「どぶ板通り商店街」を東に歩いて、三崎街道に出ました。
三崎街道は、横須賀中央駅前から国道16号線につながる通りで、横須賀の中心街です。
三笠公園
昼ご飯は、海軍カレーで有名な「WOOD ISLAND」さんで食べるつもりです。
このお店も「選べる 食べる券」が使えます。
しかし、店の前まで行くと、4~5人のお客さんが並んでいたので、海軍カレーは後回しにして、三笠公園を経由し「よこすかポートマーケット」に行くことにしました。
バスを使いたかったのですが、1時間に1本と少ないため、ちょっと遠いですが、徒歩で向かいます。
三笠公園には、日露戦争で活躍した戦艦「三笠」が、ほぼ当時のまま展示されています。
「よこすか満喫きっぷ」の「選べる 遊ぶ券」を使って入艦できますが、私は、「SPASSO」の入浴のために「選べる 遊ぶ券」をキープしておきます。
よこすかポートマーケット
三笠公園から「よこすかポートマーケット」までは、歩いて5分です。
倉庫風の建物の中に「旬産旬消」を売り文句にした、地場の魚や野菜が売られています。
魚や野菜だけでなく、ジェラートやスイーツも売っています。
さすがにお腹が減ったので、海鮮丼 580円(税抜き)を買って、売り場横のイートインスペースで食べました。
八百屋さんでは、ちょうど欲しかった長ネギが、泥付き6本 98円(税抜き)で売っていたので、購入しました。
安い!
浦賀
徒歩で横須賀中央駅に戻り、電車で浦賀駅に向かいます。
浦賀の渡し
一番の目当ては、「浦賀の渡し」を観ることです。
できれば、渡し船に乗って、対岸に渡ってみたいです。
浦賀駅からは、観音崎行きのバスに乗り、新町のバス停留所で降ります。
バス停留所から歩いて3分で、東側の「浦賀の渡し」に着きます。
特に時刻表があるわけではなく、乗船のお客さんがいれば、都度、往復する運行形態です。
船が対岸で停まっているときには、船着き場にある呼び出しボタンを押すと、迎えに来てくれるみたいです。
早速乗り込みます。
自分で料金箱に運賃を入れます。
対岸には、3分ほどで到着します。
今日は、天気も良いので、海を渡る風が気持ちいいです。
叶神社の勾玉お守り
せっかく対岸(西側)に渡ったので、歩いてすぐの場所にある西叶神社にお参りします。
社務所では、勾玉のお守りを売っています。
勾玉の種類は、「翡翠」「水晶」「瑪瑙」の3種類です。
勾玉を入れるお守り袋は、対岸(東側)の東叶神社で受けるという仕組みです。
船で両岸を渡って揃える勾玉お守りは、縁結びのご利益がさらに深まるということで、若い女性に大人気だそうです。
観音崎
新町のバス停留所から再びバスに乗り、観音崎に向かいます。
観音崎公園
観音崎公園に着くと、すぐ側は、きれいな岩場の海岸です。
たくさんの家族連れが、デーキャンプを楽しんでいました。
磯辺には、縞模様のクラゲがうち上げられていました。
観音崎灯台
磯辺の脇の歩道を歩いて、観音崎灯台に向かいます。
坂道をしばらく登っていくと、灯台に到着します。
入り口で200円を払い、高さ19mの灯台に登ります。
最上部では、灯台のライトを間近に見ることができます。
外の展望台に出ると、東京湾の対岸の房総半島や太平洋を眺めることができます。
この写真の正面は、木更津の辺りでしょうか。
灯台の横の灯台資料展示室では、灯台の原理や歴史について学ぶことができます。
よこすか海軍カレー
そろそろ、後にとっておいた海軍カレーを食べに行きましょう。
観音崎からは、直接バスで横須賀中央駅に戻れるのですが、先ほど乗ってきたバスで浦賀駅に帰り、電車で横須賀中央駅に向かいます。
WOOD ISLAND
横須賀中央駅からは、三崎街道を歩いて「WOOD ISLAND」さんへ。
横須賀市は、「海軍割烹術参考書」のレシピに忠実な店を「よこすか海軍カレー」の店舗として認定し、町おこしに活用しています。
「カレー人気店コンテスト」第1位になった店ということで、今回は「WOOD ISLAND」さんにしてみました。
お昼時は店の前に行列ができていましたが、16:00を過ぎたので、今は行列もありません。
この時間、店は私の貸し切り状態でした。
「海軍割烹術参考書」のレシピでは、カレーライスと野菜サラダと牛乳がセットなので、このお店も3点セットです。
カレーライスの味は、市販のルーを使って家庭で作るカレーに近い懐かしい味。
野菜は、スプーンで切って食べるので、大きめにしているとのこと。
変わった形のスプーンは、この店オリジナルのカレーが食べやすい「横須賀海軍カレースプーン」です。
1本 1,300円で購入できます。
ただし、右利き専用とのこと。
走水神社と走水海岸の夕日
念願の海軍カレーも食べたので、最後は、観音崎京急ホテルに併設されたスパ施設「SPASSO」に向かいます。
横須賀中央駅前のバス停留所から観音崎京急ホテル行きのバスに乗り、途中、走水海岸の夕日を見ることにします。
うまく、夕日の沈む時間に合わせられるか?
夕日の見える「破崎緑地」に来たら、まだお日様は高いところにあります。
ということで、バスは降りずに通り過ぎて、先に、走水神社にお参りすることにします。
走水神社
走水神社は、細長い階段の先の小高い場所にある神社で、正面の海と海辺の家々を見守っています。
お参りを終え、夕日が落ちないうちに、2つ前の走水小学校バス停留所に戻ります。
ちょうど、横須賀中央駅に向かうバスが来たので、歩いて戻らなくて済みました。
走水海岸の夕日
走水海岸の夕日は、走水小学校バス停留所のすぐ脇にある「破崎緑地」の展望台から見ることができます。
木製のベンチに座って、港の船を照らしながら西の空へ沈む夕日をボーっと眺めます。
SPASSO
しばらくすると、観音崎京急ホテル行きの次のバスが来たので、最後の目的地「SPASSO」に向かいます。
一日の終わりは、ここ「SPASSO」で。
「よこすか満喫きっぷ」の「選べる 遊ぶ券」を使えば、タオルも借りられるので、至れり尽くせりですね。
露天風呂のお湯に浸かり、浦賀水道の海や空が徐々に暗くなるのを眺めながら、今日の疲れを癒します。
「SPASSO」を出たら、辺りは真っ暗。
観音崎京急ホテル前のバス停留所から横須賀中央駅に戻り、帰途に着きます。
おまけ
晩御飯は、バスの窓から見えていた「幸楽苑」でラーメンを食べることに。
三春町二丁目のバス停留所で降りるとすぐです。
これも、バス乗り放題のメリットですね。
チャーシューめんを食べました。
まとめ
ここで紹介したように、「よこすか満喫きっぷ」は、まさに横須賀周辺を一日満喫できる切符です。
横須賀名物の海軍カレーやネイビーバーガーの店を自分で選び、スパで汗も流せるコスパの高いお得な切符を使って、皆さんも横須賀を楽しんでみてはいかがでしょうか?
帰り道に気がついたのですが、横須賀中央駅のホームのチャイムは、山口百恵さんの「横須賀ストーリー」でした。
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