お風呂でテレビが見たい
「お風呂に入りながらテレビが見れたらいいな。」
と思う人は、それなりに多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
実は、お風呂でテレビを見るようになって、すでに、5年以上が経ちました。
長年愛用してきた、テレビチューナー内蔵で防水仕様のタブレットPC「富士通 FAR75A」の電源が入らなくなったので、新しいタブレットPCに買い替えました。
この記事では、防水タブレットPCを使って、お風呂でテレビを見る方法や、新しく買い替えた「京セラ Qua tab 01」を紹介します。
「京セラ Qua tab 01」本体は、消費税込み15,398円で手に入りました。
富士通 FAR75A
初代のお風呂タブレットPCは、「富士通 FAR75A」でした。「ARROWS Tab Wi-Fi」という商品名の方が馴染みがあるかもしれません。
2012年の5月に、5年間の延長保証料と消費税込みで、54,332円で購入しました。
このモデルを選んだ理由は、
- 当時、防水仕様の国産タブレットPCは、これくらいしかなかったこと
- ワンセグのテレビチューナーが内蔵されていて、単体でテレビが見られたこと
- 画面が10インチで大きかったこと
- もちろん、お風呂の外でもタブレットPCとして使えること
です。
DLNAでテレビを見る
最初は、「富士通 FAR75A」内蔵のワンセグでテレビを見ていたのですが、ハイビジョン放送の時代、さすがに画質の悪さが気になり始めました。
あと、ワンセグの電波は、それほど強くないので、お風呂の場所や放送局によっては、うまく受信しないことがありました。
そこで、だいぶ普及が進んできたDLNA(Digital Living Network Alliance)を使ってテレビ番組を見ることを検討し始めました。
DLNAは、ネットワークにつないだ機器どうしで、映像や音楽、写真などのコンテンツをやり取りするためのガイドラインです。
このガイドラインに対応した機器には、以下のマークが付いているので、皆さんもご覧になったことがあるかもしれません。
いろいろ調べると、DLNAに対応したブルーレイディスクレコーダーであれば、地デジやBSのハイビジョン放送を受信し、受信した番組をWi-Fi経由でタブレットPCに送ることができるようです。
DLNAに対応したテレビチューナーも検討しましたが、ブルーレイディスクレコーダーなら、お風呂テレビに使えるだけでなく、本来の録画再生機能も使えるので一石二鳥です。
タブレットPC側では、DLNAに対応したアプリケーションが必要になりますが、私の購入した「富士通 FAR75A」には、「Dixim Player」というアプリケーションが最初からプリインストールされていました。
これも好都合でした。
私は、ソニーのブルーレイディスクレコーダー「BDZ-EW500」を購入しました。
ちなみに、ソニーはDLNAのことを「ソニールームリンク」と呼んでいます。
パナソニックは、同様に「ビエラリンク」と呼んでいますね。
さっそく、「富士通 FAR75A」から「BDZ-EW500」に接続してテレビ番組を見ると、
「おぉ!綺麗!」
さすがにハイビジョン放送の画質は、ワンセグとは比べ物になりません。
また、映像だけでなく、音質もかなり良くなりました。
さらに、Wi-Fiになって電波強度も上がったので、私の環境では、お風呂場でも電波がほとんど途切れません。
最近のブルーレイレコーダーは、当たり前にDLNA対応ですし、インターネット接続にWi-Fiルーターを使われている家庭も多いと思います。
お風呂でテレビを見ることを検討されているなら、ブルーレイレコーダーのDLNA機能を使うのがおすすめです。
「富士通 FAR75A」の電源が入らず
ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-EW500」は、2013年2月に購入しました。
なので、このときから4年半、私は、「富士通 FAR75A」と「BDZ-EW500」の組み合わせで、お風呂でハイビジョン番組を楽しんできたわけです。
長きに渡って私のお風呂タイムを楽しませてくれた「富士通 FAR75A」でしたが、先日、とうとう電源が入らなくなってしまいました。
普段からお風呂でテレビを見ることに慣れてしまっているので、いざ、お風呂でテレビが見られなくなると寂しいものです。
さっそく、「富士通 FAR75A」の後継を探すことにしました。
参考にさせてもらったのは、以下、「SmartParty.jp」さんのブログです。
いろいろ検討した結果、「京セラ Qua tab 01」を買うことにしました。
京セラ Qua tab 01
「京セラ Qua tab 01」は、2015年にauから発売されたタブレットPCですが、メジャーな通販サイトでは、SIMカードが入っていない「白ロム端末」が格安で販売されています。
私は、お風呂テレビ用の購入なので、Wi-Fiが使えれば、それで十分です。
公衆回線を使っての通話やデータ通信は、必要ありません。
月々の回線使用料も不要です。
私は、amazonで、消費税込み、送料無料で、15,398円で購入しました。
「未使用 新品」の表示でした。
届いた「京セラ Qua tab 01」をさっそく開けてみます。
コンパクトな段ボールの箱に入っています。
amazonに出品するときの商品撮影のためでしょうか、本体袋には、開封したような跡があります。
しかし、本体の外観は綺麗で、保証書も付いていたので、おそらく未使用品だと思います。
本体裏には、auのマークの上に【ご注意】のシールが貼ってあります。
このシールも、こすれたような跡はなく綺麗です。
「京セラ Qua tab 01」を選んだ理由
このモデルを選んだ理由は、
- 防水タブレットPCの中では、かなり安い(1万5千円ほどで買える)
- Androidバージョンが5.1(使いたいアプリが使える)
です。
この性能で防水仕様のタブレットPCが、15,000円ほどで購入できるのは、とてもありがたいです。
壊れてしまった「富士通 FAR75A」は、5年以上前のモデルなので、Androidのバージョンも古く、使いたいアプリが使えないことがありました。
今回購入した「京セラ Qua tab 01」では、お風呂で使いたい以下のアプリは、問題なく動きました。
- ソニー「Video & TV SideViewとプレーヤープラグイン」
- amazon 「プライム・ビデオ」
- 民放公式テレビポータル「TVer」
「Video & TV SideViewとプレーヤープラグイン」は、ソニーのブルーレイディスクレコーダーと接続して、コンテンツを見るために必要です。
「プレーヤープラグイン」は、有料で、Androidの場合、税込み500円です。
ソニー以外のブルーレイディスクレコーダを使われている方は、そのメーカーがリリースしているアプリを使ってください。
パナソニックの場合は、「Panasonic Media Access」というアプリになります。
私は、amazonプライムの会員なので、「プライム・ビデオ」で映画やドラマも見られるようになりました。
また、「TVer」では、見逃した番組も後追いで見られるので助かります。
「京セラ Qua tab 01」を使ってみての感想
「京セラ Qua tab 01」を使ってみての感想です。
アプリは、さくさくと快適に動きます。
というか、5年前のモデルの「富士通 FAR75A」は、CPUの性能が古く遅すぎました。
8インチの画面サイズは、気になりません。
「富士通 FAR75A」の画面サイズが10インチだったので、ちょっと小さく感じるかなとも思いましたが、お風呂でも、通常使いでも気になりません。
むしろ、本体が小さく薄くなった分、軽くて使いやすいです。
唯一の不満は、スピーカーの音量です。
この音量では、シャワーを浴びていると、ほとんど聞き取れません。
なので、お風呂で使うときは、後述の防水Bluetoothスピーカー「SRS-X1」を使って、音を鳴らしています。
お風呂で使うのに必要なもの
お風呂でテレビを見るときに必要なものです。
- タブレットスタンド
- 防水Bluetoothスピーカー
- 端子キャップ
タブレットスタンド
タブレットスタンドは、テレビを見るとき、タブレットPCを立て掛けておくために必要です。
私は、以下、アルミ製のしっかりしたものを浴槽の蓋の上に置いて使っています。
防水Bluetoothスピーカー
ソニーの「SRS-X1」を使っています。
元々、お風呂の中で音楽を聴くために購入したものです。
お風呂の中で使うので、防水仕様ですが、私は、念のため、ビニール袋の中に入れて使っています。
このBluetoothスピーカーは、小さいのに低音も良く鳴って、いい音がします。
家電店に並んでいたスピーカーを実際に視聴してから購入しました。
同じ防水で球形をしていた前のモデルの音はダメでしたが、この「SRS-X1」から、格段に音が良くなりました。
Wi-Fiルーターとは、5GHz帯で接続しよう
「京セラ Qua tab 01」とBluetoothスピーカー「SRS-X1」は、Bluetoothで接続しますが、「SRS-X1」と接続した途端、「Video & TV SideView」で再生しているテレビの映像がカクカクして止まります。
原因は、Wi-FiとBluetoothの干渉でした。
「京セラ Qua tab 01」とWi-Fiルーターを2.4GHz帯の「802.11g」で接続していたので、同じ2.4GHz帯を使うBluetoothと干渉していたみたいです。
「京セラ Qua tab 01」を5GHz帯の「802.11ac」でWi-Fiルーターに接続すると、映像もスムーズに再生されるようになりました。
端子キャップ
「京セラ Qua tab 01」には、マイクロUSBコネクタとオーディオコネクタがあります。
当然、このコネクタも防水仕様だと思いますが、ここから不用意に水滴が入り込まないように、ゴム製の端子キャップを付けることにしました。
購入したのは、サンワサプライの「スマホ端子キャップ PDA-SPCAPSET」です。
- マイクロUSB端子用 × 8個
- ミニUSB端子用 × 4個
- マイクロHDMI端子用 × 2個
- 3.5mm ステレオミニジャック用 × 4個
が、セットになっています。
マイクロUSB端子にキャップを付けた状態です。
3.5mm ステレオミニジャックにキャップを付けた状態です。
完全に水の侵入を防げるわけではありませんが、水滴が直接端子の中に入り込まない分、安心できます。
まとめ
いろいろ道具立ては必要ですが、防水タブレットPCとDLNA対応のブルーレイレコーダーをWi-Fi接続して、お風呂でテレビ番組を見ることができます。
これで、
「テレビが気になって、番組が終わるまでお風呂に入れない。」
ということがなくなります。
また、防水タブレットPCでは、浴室でもインターネットのコンテンツも楽しめるので、お風呂タイムがより楽しくなると思います。
タブレットPCとブルーレイレコーダー、Wi-Fiルーターとの接続も、手順を踏めば簡単なので、皆さんもトライしてみてはいかがでしょうか?
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