ゴールデンウィークの喧騒を忘れて
ゴールデンウィークの後半は、人混みの中、鎌倉や代官山に出かけたので、ちょっとのんびりしたくなりました。
「ここだったら、ゆっくり過ごせるかも。」
と思い、3年前の4月に一度来たことがある横沢入に再び足を運びました。
「ひょっとして、ここも混んでるかなぁ?」
と、少し心配だったのですが、ここは、大丈夫!
初夏の日差しと爽やかな風の中、ゆっくりと時間が流れる里山の風景が身も心も癒してくれました。
ただ単にのんびりするだけでなく、昨年の山の日以来の「つるつる温泉」と「寿庵 忠左衛門の蕎麦」も堪能できる「一石三鳥」のプチツアーです。
ルート
横沢入は、JR五日市線の武蔵増戸駅と武蔵五日市駅の中間にあります。
横沢入の後、武蔵五日市駅からバスに乗り「つるつる温泉」へ行きたいので、武蔵増戸駅から線路沿いを歩いて行きます。
上のルートマップは、横沢入の管理棟を出発し、富田ノ入 → 石山の池 → 山笠山 → 横沢南側尾根 → 大悲願寺 を経て、管理棟へ戻ってくるまでのルートです。
ルート上のカメラアイコンをクリックするとその地点の写真と説明が表示されます。
※ ルートは事前に自己責任で調べてください。
10:45 武蔵増戸駅に到着
11:04 横沢入の入り口に到着
11:17 横沢入の管理棟を出発
11:20 富田ノ入
11:38 石山の池
11:51 山笠山(19分滞在)
12:10 山笠山から下山開始
12:40 大悲願寺
12:54 横沢入の管理棟に到着
13:09 昼食
13:35 横沢入を散策(60分滞在)
14:38 横沢入の入り口を出発
15:00 武蔵五日市駅から「つるつる温泉」行きのバスに乗車
15:20 「つるつる温泉」に到着(3時間10分滞在)
18:30 「つるつる温泉」から武蔵五日市駅行きのバスに乗車
18:50 武蔵五日市駅に到着
18:57 「寿庵 忠左衛門」に到着(50分食事)
19:55 武蔵五日市駅から帰路の電車に乗車
距離:約6km(武蔵五日市駅 ↔ 「つるつる温泉」のバス往復距離は含まず)
時間:9:10(食事や休憩含む)
横沢入
横沢入は、あきる野市にある雑木林に囲まれた谷地です。
なぜか、この区域だけは、大規模開発の手を逃れ、都内でも貴重な里山の風景が残る場所です。
JR五日市線の武蔵増戸駅と武蔵五日市駅の中間にあるので、どちらの駅からも徒歩で20分くらいです。
武蔵増戸駅からJR五日市線の線路の北側を歩いていくと横沢入の入り口に着きます。
「意外と狭いな。」
と感じるかもしれません。
富田ノ入から天竺山へ
横沢入の中を散策する前に、富田ノ入から天竺山へ登ってみます。
高低差120mくらいなので、ハイキング気分で登れます。
富田ノ入
この案内図の左手の道から山に入ります。
石山の池
池というより、大きな水溜まりと言った感じです。
伊奈石
石山の池では、室町時代から江戸時代にかけて伊奈石を切り出していた場所です。
上から見ると、切り出しの行程で付いた、矢穴痕が残っています。
天竺山
石山の池からは、10分足らずで着きます。
写真手前のベンチに座って市街地が展望できます。
天気がいいので、見晴らしも最高です。
三内神社
天竺山の山頂には、三内神社の奥宮があります。
横沢南側尾根
横沢南側尾根を通って下山していきます。
下り坂の途中、木々の間から、右手方向に武蔵五日市駅が見えます。
左に進むと電線の鉄塔があり、行き止まりです。
どうも、この黄色の標識の(往復)と書いてある方に行くと行き止まりみたいです。
山道の真ん中に、動物の糞が山盛り積まれています。
何の動物の糞でしょうか?
この分岐は左側へ進みます。
黄色い標識の(往復)と反対側です。
家に戻ってネットで調べると、これ「タヌキのため糞」と言うらしいです。
タヌキにはこんな習性があるんですね。
以下、タウシュベツ川橋梁への山道で見つけた動物の糞も、「タヌキのため糞」だったのですね。
クマの糞でなくて良かったです。
本当は、横沢入に戻りたかったので、この分岐は左側に進むべきでした。
間違って、右側に進んだので、結局、大悲願寺の墓地に降りてしまいました。
大悲願寺
分岐を間違えたおかげで、横沢入から武蔵五日市駅へ向かう途中で寄るつもりだった大悲願寺に降りてきました。
思わず見とれてしまいますね。
牡丹
大悲願寺の長屋門の奥に牡丹の花が見えました。
ちょうど見頃でした。
牡丹を見た後、増戸保育園の横を過ぎ、朝に入った入り口から横沢入の管理棟にもどります。
昼食
13:00を回ったので、そろそろ昼食にしましょう。
せっかくなので、横沢入の中の木陰を探します。
宮田広場の奥がちょうど木陰になっていたので、ここで食べることにします。
今日の昼食は。立川駅で乗り換えるときに買っておいた弁当です。
買うときには気が付かなかったのですが、肉・魚介類・乳製品・卵を使っていないヘルシーな弁当でした。
野菜中心でありながら、濃過ぎず薄過ぎず、ちょうどよい味付けの美味しい弁当でした。
次回来ることがあったら、また、同じ店で購入します。
弁当を食べながら空を見上げると、新緑と青空。
なんと贅沢なランチタイムでしょう。
中央湿地
横沢入には、山から湧き出すきれいな水が流れる、棚田と湿地があります。
懐かしい風景
ここ横沢入は、子供の頃に遊んだ里山の風景なので、それだけで懐かしいです。
それに加え、自然だけでなく、なぜか、この場所いる人間も、この風景に同化してしまって、昭和の時代にタイムスリップしたみたいに感じます。
おじいちゃんと孫が、楽しそうに話をしながら山道を降りてきます。
ここでは。大人も子供もキラキラ輝いています。
まとめ
電車でちょっと足を延ばせば、こんな素晴らしい風景に出会えます。
皆さんも天気がいい日は、お弁当を持って横沢入に出かけてみてはいかがでしょうか。
この貴重な里山の風景が、次の世代に受け継がれていくことを願いながら、武蔵五日市駅に向かいます。
「寿庵 忠左衛門」は別の記事で紹介します。
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