そうだ 長瀞、行こう。
朝起きると、今日は絶好の行楽日和になりそうな感じ。
紅葉があちこち見ごろを迎えていそうなので、布団の中でスマフォを手に取り、
「東京近郊 紅葉」
を検索してみます。
以下「ウォーカープラス」さんのページを見ると、長瀞の紅葉が「見ごろ」になっていたので、思いつきで出かけることにしました。
9時に家を出発すれば、昼過ぎに長瀞に到着できます。
美味しいものでも食べながら散策した後、紅葉のライトアップを見て帰れそうです。
さらに、
「長瀞 お得な切符」
で検索すると、以下の西部鉄道の「秩父フリー切符」がヒットしたので、これを使うことにしました。
2015年の早春に蝋梅の香り漂う宝登山に登ったとき、下山してから長瀞周辺も散策しましたが、今回の記事は、紅葉狩りも含めて、秋の長瀞の観光案内です。
「乗り物編」「見どころ編」「グルメ編」「紅葉のライトアップイベント」「お土産編」の流れで紹介します。
紅葉のライトアップのことが一番に知りたい方は、冒頭の目次から「紅葉のライトアップイベント」をクリックして、ジャンプしてください。
以下は、以前に宝登山の蝋梅と長瀞峡を紹介したときの記事です。
乗り物編
まずは、本日登場する「乗り物編」です。
10000系 ニューレッドアロー号
西武鉄道の池袋駅と西部秩父駅を直通で結ぶ特急です。
乗り換えるのが面倒なので、今回、初めて利用しました。
通常の切符に加えて、特急料金が700円かかります。
特急専用のホームから乗り込みます。
10:30発の「ちちぶ11号」です。
やっぱり、特急は楽ちんです。
11:48に西武秩父駅に到着しました。
西武秩父駅からは、秩父鉄道に乗り換えるため、歩いて10分ほどのところにある秩父鉄道の御花畑駅に向かいます。
SLパレオエクスプレス号
特急に乗って来たものの、秩父鉄道の電車の運行本数はとても少ないので、長瀞駅行きの電車の時刻12:46まで、待ち時間が1時間近くあります。
「秩父フリー切符」は、秩父鉄道の「野上・長瀞 ⇔ 三峰口駅」の区間が乗り降り自由なので、長瀞と逆向きの三峰口駅方面の電車に乗ってみようかと時刻表を見ました。
すると、12:19発の「SLパレオエクスプレス号」が目に止まりました。
ここは、「SLパレオエクスプレス号」に乗るのではなく、間近で写真を撮ることにしました。
以前、寄居をハイキングしたときに汽笛の音を聞いて、急ぎ寄居駅の陸橋に駆け上って、その雄姿をちらっと見たことはありましたが、こんな間近で見るのは初めてです。
石炭の燃える匂いもしました。
秩父鉄道 貨物列車
秩父鉄道の大野原駅と和銅黒谷駅の間を通るときに、「秩父太平洋セメント」の工場が見えます。
今でも、セメントの原料の石灰石を貨物列車で運んでいます。
踏切りや駅のホームで、この石灰石運搬用の貨物列車を何度も見ました。
川下りの舟
長瀞峡と言えば、ライン下りが有名です。
今日は、紅葉も見ごろを迎えたうえ、とても暖かい小春日和だったので、川下りは大盛況でした。
見どころ編
続いて、長瀞の見どころを紹介します。
岩畳
まずは、「岩畳」からです。
長瀞駅を降りて、踏切りを渡り、荒川に向かう「長瀞岩畳通り商店街」を5分程歩くと、「岩畳」に着きます。
「乗り物編」の写真でも紹介したように、長瀞峡はライン下りが有名です。
AコースとBコースがあるようですが、「岩畳」は、その中間地点になります。
「岩畳」向かいの絶壁の紅葉は赤く色づいていて、舟からの眺めは格別でしょうね。
「岩畳」の岩は、東西80m、南北500mの大きさがあり、一つの岩盤でできているそうです。
宝登山神社
「岩畳」の次は、長瀞駅を挟んで反対側、宝登山方向にある「宝登山神社」に向かいます。
今日は、途中の階段から本殿前まで、参拝者の方が長い行列を作っています。
私は、行列に並ばなかったので、本殿から少し離れた斜めから神様を拝みました。
グルメ編
「宝登山神社」から、長瀞駅まで戻ってきました。
夕方、日が暮れるまでには、もう少し時間があるので、何か食べることにします。
ということで、ここからは「グルメ編」です。
みそポテト
まずは、秩父名物「みそポテト」から。
今日は、御花畑駅で乗り換えの時間がたっぷりあったので、「SLパレオエクスプレス号」の写真を撮る前、御花畑駅横の「はなゆう」さんで食べました。
「はなゆう」さんの店は、写真の御花畑駅入口の手前、向かって左側にあります。
「数量限定」「冷凍じゃないよ」の看板に惹かれてしまいました。
揚げたジャガイモに甘い味噌だれがかかっていて、パクパク食べられます。
値段は300円でした。
新蕎麦
先に紹介した、御花畑駅の「はなゆう」さんをはじめ、あちこちのお店に「新そばを打ち始めました」の看板が出ています。
「宝登山神社」から降りて、再度「長瀞岩畳通り商店街」を歩きます。
「長瀞岩畳通り商店街」の中にある「そば はやし」さんで、お目当ての新蕎麦をいただきます。
今日は、新蕎麦の香りも味わいたいので、迷わず「もり蕎麦」を注文しました。
並盛りで650円です。
大盛りは250円アップだそうですが、この後、「豚みそ丼」も食べたいので、並盛りでがまんします。
「うっ、美味い!」
のど越しがいいので、並盛りなんて「つるつるペロリ」ですね。
先ほど、蕎麦を食べる前に、味見しておいた「しゃくし菜漬」を購入。
「マツコの知らない世界 究極のお取り寄せ漬物 3位」
の手書きポップに、まんまと引っかかりました。
一人暮らしなので、小370円を買います。
今回は食べなかったので、あくまで想像ですた、おそらく、この「しゃくし菜漬」を細かく刻んでご飯に混ぜたものであろう「しゃくし菜飯」は、お店で500円で食べられます。
この「しゃくし菜漬」については、この後の「お土産編」で紹介します。
長瀞とガレ
私は食べませんでしたが、「長瀞岩畳通り商店街」の中にあるガレット屋「長瀞とガレ」さんの店先には、行列が絶えませんでした。
注文を受けてから生地を焼き始めるので、あつあつのガレットが食べれます。
次に来たときは、チャレンジしてみます。
豚みそ丼
今回、長瀞に行ったら、どうしても食べたかったのが「豚みそ丼」です。
豚肉を味噌に漬け込んで、それを焼いて、ご飯にのせて丼にしたら、美味しくないわけありませんよね。
今回、選んだお店は、長瀞駅前から歩いて1分かからないところにある、「地場産食材 寶」さんです。
このお店もずっと行列ができていました。
時間も16:00になり、少し空いた感じになったので入口に並びます。
この時間でも、私の前に3人が並んでいました。
名物の「豚みそ丼」と「わらじ丼」の写真が飾ってあります。
「豚みそ丼」と「わらじ丼」が一緒に味わえる「ハーフ丼」も限定数あるらしいのですが、この時間には当然売り切れています。
ここは、決めていた「豚みそ丼 並」を注文します。
「豚みそ丼」は、炭火で焼くので、少々時間がかかります。
繁忙時は過ぎていたため、それほど待たずに出てきました。
味噌汁と漬物が付いて、950円です。
豚肉がしっとりとして柔らかく、イメージしていたとおりの美味しさでした。
「地場産食材 寶」さんのホームページは以下です。
つみっこ
この後で紹介する、紅葉のライトアップイベントが行われた「月の石もみじ公園」では、無料で地元の「つみっこ」が振る舞われていました。
夜の紅葉の写真を撮影した後、せっかくなので私も並びます。
テントの中では、大きな鍋で「つみっこ」が作られていました。
ライトアップ協力金のカンパ(任意です)を瓶に入れて、「つみっこ」をいただきます。
醤油ベースのあっさりした汁に、「すいとん」のような小麦粉を練った団子とネギや大根などの野菜が入っていて美味しいです。
たき火の周りに座って、「つみっこ」を食べている人もいました。
紅葉のライトアップイベント
「豚みそ丼」を食べて、「地場産食材 寶」さんの店を出ると、長瀞峡の山の上には月が出ていました。
そろそろ日も暮れてきたので、紅葉のライトアップイベントが行われている「月の石もみじ公園」へ向かいます。
「月の石もみじ公園」は、長瀞駅の一つ隣の上長瀞駅から歩いて5分ほどのところにあります。
長瀞駅からも歩いて10分ほどで行けますが、「秩父フリー切符」を活用して電車に乗ります。
月の石もみじ公園
「月の石もみじ公園」に近づくにつれ、ライトアップされた紅葉が夜空に浮かび上がって見えてきます。
また、会場では、和太鼓の演奏が行われているようで、太鼓の音も聞こえてきました。
「月の石もみじ公園」に着くと、公園の中の紅葉が明るくライトアップされて、幻想的な風景が目に飛び込んできました。
ライトアップされた紅葉の周りでは、たくさんの人が写真を撮っています。
私も、今日は、カメラがブレないように三脚を持参して行きましたので、紅葉の側に三脚を立てて写真を撮りまくりました。
昼間の紅葉もいいですが、夜の紅葉は、ライトアップでその赤味が強調されて、とても綺麗に見えます。
公園の入口の紅葉は、「赤」「黄色」「オレンジ」「緑」のグラデーションが美しく、遠くからでも目を引きます。
この紅葉を写真に納めて、帰途に着きます。
お土産編
長瀞は美味しいものがたくさんありますが、今日は、「しゃくし菜漬」とお気に入りの「そら豆の甘納豆きな粉あえ」を買って帰りました。
それ以外にも、「長瀞岩畳通り商店街」をはじめ、長瀞駅の周りで気になったものも、合わせて紹介します。
「しゃくし菜漬」
先に紹介した「グルメ編」でも書いたように、「そば はやし」さんの軒先で売っていた「しゃくし菜漬」を試食させてもらいました。
試食したとたん、植物性乳酸菌の独特の酸っぱさが口に広がって、一発で気に入ってしまいました。
この「しゃくし菜漬」は、以下、「石川漬物」さんの商品で、長瀞では、いろいろな場所で売っています。
普通の漬物として食べても美味しいのですが、細かく刻んだ「しゃくし菜漬」をご飯に混ぜて「しゃくし菜飯」にして食べると、これまた絶品でした。
大沢屋の甘納豆
蝋梅の季節に来たとき、初めて「大沢屋」さんの甘納豆を店先で試食しました。
先の「しゃくし菜漬」と同様、このときから「大沢屋」さんのファンです。
いろいろな種類の豆と穀物が、ずらっと並んでいます。
豆と並んで、長瀞婦人会の「一味どうがらし」と「七味とうがらし」も売っています。
これも気になりますね。
昼間は、たくさんの買い物客がごった返していて、とてもカメラを向けられる状況ではありませんでした。
買ってきた「そら豆の甘納豆きな粉あえ」を食べてみます。
ぎっしりのきな粉がこぼれないように、ラップで包んであります。
この量が詰まって、550円です。
先ほどの「しゃくし菜漬」とこの甘納豆をお茶うけにしたら、「しょっぱさ」と「甘さ」のハーモニーで最高!
「大沢屋」さんのホームページは以下です。
鮎の塩焼きと一夜干し
長瀞は、清流が流れているだけあって、鮎も捕れるのでしょうか?
「長瀞岩畳通り商店街」を歩いていると、鮎の食べ物もちらほら見かけます。
「まるぶつ」のせんべい
長瀞駅のすぐ横にある「まるぶつ」さんでは、店先でせんべいを焼いて売っています。
食べ歩きにもってこいですね。
まとめ
当日に思いつきで出かけた長瀞でしたが、穏やかな天気にも恵まれ、秋の一日を存分に楽しめました。
特に、紅葉のライトアップは、思った以上に綺麗で幻想的でした、
都心からも気軽に行けて、見どころも美味しいものもたくさんの長瀞に出かけてみてはいかがでしょうか?
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