キラコタン岬
タンチョウに加え、今回のネイチャーツアーの一番の目的は、釧路湿原のキラコタン岬です。
天候にも恵まれた私たちツアー参加者は、釧路湿原の聖地と言われる、このキラコタン岬でしか出会えない素晴らしい風景を目の当たりにすることができました。
今日の釧路の天気は「曇り」の予報でしたが、キラコタン岬に着くころには、すっかり青空になりました。
木々の奥に、開けた明るい場所が見えてきました。
キラコタン岬に到着
川の水は、ピート(泥炭)が溶け出しているので、少し茶色がかっています。
ガイドさんが、「ホテルTAITO」に泊まったご家族に向かって、
「昨日入った温泉も茶色かったでしょ?」
「このあたりの水が染み込んで温泉になっているから、同じように茶色なんだよ。」
と説明されています。
この川をバックに記念撮影をした後、ガイドさんが、
「さぁ、とっておきの場所に行こう!」
と皆を率いて、山道を上がります。
サルルンカムイ(湿原の神)の聖地
しばらく山道を登ると、木々の間から釧路湿原が見渡せる場所に来ました。
今日は、天候にも恵まれたので、遠くには、釧路の街まで見えます。
川が蛇行しているところに鹿も見えますね。
写真の中央、川の中には、白い小さな2つの点のようにしか見えませんが、つがいのタンチョウがいます。
まさに、サルルンカムイ(湿原の神)です。
鹿が川を渡る間、空には雲が流れ、その影が湿原の草の上を滑っていきます。
湿原からの風が気持ちよく吹く中、何枚かの絵葉書が1枚1枚、紙芝居のようにめくられていくような、とっても幻想的な風景でした。
手つかずの自然が見せてくれる、そして、ここ釧路湿原の聖地でしか見ることのできない風景に心が洗われます。
先ほどの遠くの川にも、別の鹿の群れが見えます。
こちらは、3頭いますね。
チルワツナイ川に近づいての風景
次は、この場所を一段降りて、湿原に近づきます。
この川には、体長が2mにもなる天然のイトウが生息しているそうです。
湧水の量が多いので、冬場でも川は凍らないで流れているとのこと。
冬は冬で、また違った景色をみせてくれるんでしょうね。
一期一会
こんな素晴らしい場所に連れてきてくださったガイドの和田さんと、
最高の舞台と照明と動物たちで、私たちに素晴らしいスクリーンショットを見せてくれた、この聖地に宿る神さまにただただ感謝です。
心地よい風が吹く中、いつまでも見続けていたい風景ですが、この場所を後にして、山道を戻ります。
私たちが参加した「TAITOネイチャー倶楽部」さんのツアーは、以下の記事で紹介しています。
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