はじめに
2月初旬でも、一足早い早春の山と海を楽しめる南房総の「花嫁街道」の紹介です。
山と海と花が一度に楽しめておすすめです。
ルート
JR内房線の和田浦駅から徒歩で回れます。
今日歩いたルートです。
ルート上のカメラアイコンをクリックするとその地点の写真と説明が表示されます。
※ ルートは事前に自己責任で調べてください。
05:02 洗足駅出発
06:10 東京駅出発
09:16 和田浦駅に到着
09:44 和田浦駅前から花嫁街道に出発
10:12 花嫁街道ハイキングコース入口に到着
10:31 花嫁街道入口から山道へ
12:14 見晴台に到着 昼食(約58分)
14:21 黒滝に到着
14:35 はなその広場に到着
15:07 抱湖園に到着 約24分滞在
15:12 浜辺に到着
15:54 つ印くじらを出発
16:24 和田浦駅に到着
17:40 浜金谷駅に到着
18:25 金谷港を出発
19:21 京急久里浜駅バス乗り場に到着
距離:16.10km(和田浦駅発~和田浦駅着)
高低差:246m
歩行時間:7:06(食事や休憩含む)
始発電車での出発
この花嫁街道も、いつもの山歩きの参考書「日帰り名山100」に載ってます。
気楽に行けるご近所山の参考書、「日帰り名山100」の紹介です。 日帰りで行ける近所の山が、100紹介されているガイドブックです。
"花嫁街道"という言葉の響きと、菜の花と寒桜の写真に惹かれて、ずっと行きたかった山です。
しかし、最寄りの駅からJR内房線の和田浦駅まで、片道約4時間もかかるので、なかなか思い切りがつかずにいました。
ネットで調べると「抱湖園」の桜も咲いているようだし、天気予報で当日は暖かくなりそうだし、やっと決行です。
東京駅でクレジットカード払いで切符購入
ただ、いつものように、前日の思い付きなので、財布を見ると行きの切符を買う現金もありません。
しかたないので、最寄駅の始発電車に乗って、東京駅での乗り換え時間を利用して、クレジットカードで切符を買うことにしました。
さすがにこの時間なので、席はガラガラですね。
この後、写真の席には、お年寄りのカップルが乗ってこられました。
お二人は、別々の駅から乗ってこられたので、多分、恋人ですね。
楽しそうに、ハンバーガー食べながら、こらから向かう場所の話をされていました。
千葉駅で乗り換え
乗り換え時間が少しあるので、駅近くのコンビニで、朝ご飯の弁当と昼ご飯のおにぎりを買います。
コンビニの弁当を食べ終えてしばらくすると、車窓から海が見えてきました。
館山で乗り換え
館山駅で乗り換えです。
ホームで、長い棒の先に取り付けたマイクを天井のスピーカーに近づけて、ホームのアナウンスの録音をしている少年を発見。
私が中学生の頃にも生録が流行って、ソニーのデンスケ(下の写真)で踏切りを通過する汽車の音を録音していた友達がいたなぁ。
ソニー YC-D5M(通称 カセットデンスケ) ※ 「オーディオの足跡」さんからの転載
和田浦駅に到着
乗ってきた電車を見送ります。
和田浦は、日本に4つしかない小型捕鯨基地の1つだそうです。
この駅舎には、「和田浦歩こう会」さんが作成された「花嫁街道ハイキングコースマップ」が置いてあります。
とてもわかりやすい地図なので、ぜひ貰っておきましょう。
花嫁街道は、駅前のT字路を右に曲がります。
しかし、私は、まず、手持ちの現金を確保するため、反対の左側に曲がり、和田郵便局に寄ります。
和田郵便局のATMで現金を引き出します。
和田浦にATMが設置された郵便局があることは、昨晩、ネットで調べておきました。
懐も温かくなったので、さぁ、山歩きに出発です。
道標のとおり、右側に進みます。
2月初旬ですが、道の脇には、菜の花をバックに桜が咲いていました。
河津桜でしょうか?
この桜の咲いていた角を右に曲がり、海沿いの外房黒潮黒潮ライン(国道128号線)に出ます。
外房黒潮ラインを歩いていると、海の中に黒いものがたくさん見えます。
よく見ると、サーファーでした。
花の広場公園「花夢花夢」にちょっと寄り道して、外房黒潮ラインを歩きます。
「和田浦歩こう会」さんの地図を見ると、この角で山側に入るのが良さそうです。
この角を進行方向に向かって右(写真では左)に曲がります。
隣には、ジブリのアニメが浮かんできそうなオブジェが置いてあります。
窓の上の木彫りの布袋さんもなかないい感じですが、部屋の中には、ペンギンの置物も見えます。
花嫁街道ハイキングコース入口
「うな陣」さんを過ぎてしばらく行くと、花嫁街道ハイキングコース入口の道標が見えてきます。
ここを左に曲がって、山側へ進みます。
案内のとおり、右側に進みます。
烏場山に登った後、また、この菜の花畑の分岐に戻ってきます。
花嫁街道
花嫁街道の入口まで来ました。
花嫁街道入口
このコースは、右まわり左まわりのどちらに周っても構いません。
私は、左側からの花嫁街道側から、右回りで歩きました。
道の脇には、花嫁街道の名前にピッタリのかわいい石のレリーフが置いてありました。
山の村から海の村へと、また、反対に、海の村から山の村へと、嫁いで行く花嫁は、どんな気持ちでこの山道を通ったのでしょうか?
第1展望台
第2展望台
ここからは、太平洋が望め、右手先には、和田町の街並みが見えます。
写真の左下に進みます。
私は、間違って直進しましたが、しばらくして気づいて、この場所に戻りました。
経文石
昔は、この石の下側を通っていて、見上げると梵字が見えていたそうですが、今は見えません。
じがい水
昔、山の中の田んぼの水源だったそうです。
春の日差しが気持ちいいです。
駒返し
直進すると、事前の予約で入浴もできる「自然の宿 くすの木」に行けます。
烏場山は、右に進みます。
駒返しを過ぎてしばらく行くと、また、開けた場所に出てきました。
見晴台
ここで昼ご飯を食べます。
今日の昼ご飯は、家から持ってきたレトルトおでんと、千葉駅のコンビニで買ったおにぎりです。
お腹もいっぱいになったところで、烏場山に向かって出発です。
第3展望台
花嫁街道の名前は、左手奥の集落と海辺の村との間の花嫁行列が通っていたことに由来するそうです。
烏場山
烏場山まで来ました。
烏場山山頂
山頂は、そんなに広くありません。
この写真は、山頂の南側です。
花婿コース
烏場山山頂の東側から下山します。
烏場山山頂から黒滝方面に下山する道は、花婿コースと言うそうです。
旧烏場展望台
見晴台
金毘羅山
木漏れ日がきれいです。
黒滝
長者川中流にある落差15mの滝です。
ちょうど、太陽の光が当たって、幻想的な雰囲気です。
はなその広場
写真奥から歩いて来ました。
広場の奥には、ピンクの花が咲いています。
行ってみましょう。
写真の奥が黒滝になります。
はなその広場からのアスファルトの坂を降りて、花嫁街道の入口に戻ります。
内房線沿いの道を抱湖園に向かう
菜の花畑の分岐を左に曲がり、JR内房線沿いの道を通って抱湖園に向かいます。
抱湖園
抱湖園の下まで来ました。
この坂を登ります。
今日は、登らずに、桜が見える方にまっすぐ進みます。
予定では、この電車に乗って帰るつもりでしたが、1時間後の電車になりました。
花畑の道を海に向かう
和田浦は、花き栽培が盛んです。
花畑の中の道を海に向かって歩きます。
太平洋
近くで採れた花の直売ですね。
いろんな種類の鯨の肉を売っています。
和田浦駅に戻る
そろそろ、和田浦駅に戻ります。
海を見ながら、外房黒潮ラインを歩きます。
青い海を背景に、なんかカッコいいですね。
和田浦を後に
帰りは、浜金谷駅で下車し、東京湾フェリーに乗って帰ります。
浜金谷駅
ここで、電車とはさよならです。
船主総本店
浜金谷駅で降りたのは、金谷港の側にある「船主総本店」さんの寿司を食べるためです。
2年半ほど前に、鋸山に登ったときに、ここの寿司を食べたのですが、それがとても美味しかったので、今回またやってきました。
うぅん、やっぱり美味い!
そろそろ、フェリーの出港時間が近づいてきたので、お店を出ます。
ご馳走様でした。
東京湾フェリー
ここからは、また、電車です。
まとめ
今日は、早朝から夜まで、早春の南房総を存分に楽しみました。
花嫁街道や和田浦は、春の花の咲く中、山と海が一度に楽しめる、おすすめのハイキングコースです。
ぜひ一度、訪ねてみてください。
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