山の日
今日は、8月11日。
新しく休日になった「山の日」です。
「日帰り名山100」を買ったときからずっと登ろうと思っていた御岳山に行ってきました。
「みたけ山レンゲショウマまつり」をやっていると聞いたからです。
ルート
今日は、JR青梅線の御嶽駅から、御岳登山鉄道の滝本駅に行き、そこからケーブルカーで標高831mの御岳山駅まで一気に登ります。
目的のレンゲショウマの群生地を通り、武蔵御嶽神社にお参りした後、日の出山を経由して、ゴールの「つるつる温泉」へ歩くルートです。
「つるつる温泉」からは、バスで、武蔵五日市駅に下ります。
御嶽駅バス停から「つるつる温泉」までのルートです。
ルート上のカメラアイコンをクリックするとその地点の写真と説明が表示されます。
※ ルートは事前に自己責任で調べてください。
10:40 御嶽駅バス停からバス発車
10:52 ケーブルカーの滝本駅に到着
11:00 滝本駅からケーブルカー発車
11:10 ケーブルカーの御岳山駅に到着
11:24 レンゲショウマの群生地入口
12:23 レンゲショウマの写真撮影を終えて昼食
13:00 武蔵御嶽神社に到着(26分滞在)
14:05 日の出山山頂に到着(16分滞在)
15:31 「つるつる温泉」に到着(130分滞在)
距離:10.61km
時間:4:51(食事や休憩含む。「つるつる温泉」の滞在時間は含まず)
御岳登山鉄道
バスを降りて、急な坂を5分程歩くと御岳登山鉄道(ケーブルカー)の滝本駅に着きます。
大人は、片道590円の運賃です。
PASMOをチャージして、ホームに並びます。
しばらくすると、これから乗り込むケーブルカーがやってきました。
先頭窓際に立って乗ります。
特等席です。
ケーブルカーだと、標高差約420mが10分足らずで登れてしまいます。
「青梅大学いも学部」?
青梅大学で研究している芋かと思いきや、お店のおじさんに聞いてみると、
「大学と大学いもをもじったネーミングです。」
とのことでした。
「美味い!」
とても美味しいです。
レンゲショウマ
御岳山駅から奥に歩き、レンゲショウマの群生地に向かいます。
今回、レンゲショウマのことをネットで調べてみると、いくつかの都道府県では絶滅
甘い蜜があるのでしょうか?
レンゲショウマ以外にも、かわいい高山植物の姿が見えます。
山に咲いている花の名前を調べるのは大変です。
「ソバナ」も「ヤマジノホトトギス」も、ネットの画像を見まくって、
「おそらく、この名前だろう...」
ということで記載しています。
なので、間違っていたらごめんなさい。
「キヌタソウ」だけは、ここでガイドをされているおばさんが説明されていたので、間違いないです。
レンゲショウマは、背丈も低いうえに、花が下を向いて咲いているので、写真を撮るのは意外と大変です。
貴重な植物なので、手で持って、花を上に向けたりするのは、絶対にダメです!
この記事のレンゲショウマの花の写真は、腰をかがめながら、マニュアルフォーカスでかなりの数を撮影して、そこそこ上手く撮れたものをアップしています。
この花を真剣に撮影されている方は、三脚はもちろん、マクロレンズや望遠レンズを持って来られています。
三脚も持たず、標準ズームレンズ1本だけで、
「いい写真、撮ってやろう!」
というのは、ちょっと甘いのかもしれません。
ランチのおにぎり
100mほどの長さの山道で、1時間ほどレンゲショウマの花の写真を撮った後は、ランチタイムです。
今日は、電車に乗る前に買ったおにぎりです。
最近、このパターンが多いな。
おにぎりを食べた後は、レンゲショウマの群生地を抜け、この道を武蔵御嶽神社へと向かいます。
武蔵御嶽神社への参道
武蔵御嶽神社への参道には、いろいろなお店や宿坊があります。
にぎやかですね。
武蔵御嶽神社
武蔵御嶽神社の鳥居が見えてきました。
朱色の山門に飾られている彫刻や看板の色の使い方が綺麗ですね。
階段の数は、約330段ほどあるそうですが、途中、鬼がこちらを覗いているのを発見!
帰り道によく見ると、山門の近くでお爺さんの階段も見つけました。
武蔵御嶽神社の拝殿は工事中
やっと本殿に着いたら、写真でよく見る唐破風の朱色の拝殿は工事中でした。
拝殿でお参りした後、奥に進みます。
なかなか立派ですね。
豪華絢爛な社です。
奥に見えている山の山頂に奥宮があります。
ここからだと、歩いて40分ほどだそうです。
今日は、奥宮には行かないので、ここから拝みます。
先ほどの群生地は森の中ですが、こちらは、石碑をバックに咲いていたりするので、また、違った趣です。
日の出山
日の出山山頂
山頂に登る間際の坂道で、「山の日」の記念バッジをもらいました。
天気がいい日は、東京スカイツリーも見えるそうです。
山頂の南側にある、この山道を下りて、ゴールの「つるつる温泉」に向かいます。
日の出山ハイキングコース
ここからは、「日の出山ハイキングコース」です。
なにより、ずっと下り道なのがいいです。
おそらくギボウシの仲間だと思います。
クールな鉄のオブジェ
麓まで降りてきました。
麓に架かる小さな橋で、クールな鉄のオブジェを見つけました。
鉄板をうまく繋いで、おしゃれにできています。
丸い目がユニークです。
精巧にできています。
タマアジサイ
山歩きをする中、今まで、たくさんのヤマアジサイを見てきました。
蕾が球形なので、タマアジサイというそうです。
蕾のすぐ横には、すでに開いた花が。
咲いた後は、よく見るヤマアジサイの花の形状です。
「つるつる温泉」
三ツ沢まで降りてきました。
左手のアスファルトの道路の先が、ゴールの「つるつる温泉」です。
「もうひと頑張り!」
よく見ると、黒とオレンジの地層が斜めに折り重なった岩盤の上に建っています。
「つるつる温泉」のホームページはこちら。
館内に入る前に、玄関のバス停で武蔵五日市駅へのバスの時刻を調べると、最終のバスは20時くらいまであります。
1時間くらいは、温泉につかって、ゆっくり汗を流せそうです。
ここのサウナはすごいぞ!
温泉は、建物の2階にあります。
浴室に入って、まずは、露天風呂につかりました。
湯船で疲れた体をほぐした後、サウナに入ったのですが、ここのサウナは、ちょっとすごいです。
入って1分ほどで、汗が流れ出してきます。
山歩きの後、温泉にはちょくちょく寄りますが、時間を空けずサウナに入ったのは、これが初めてでした。
なので、最初は、
「山歩きで、汗が出やすくなっているのかな?」
とも思いましたが、となりのおじさんも身体全体から汗がしたたり落ちています。
私の勝手な見解ですが、どうも、この肌がつるつるになる温泉の成分が効いているのではないでしょうか?
「つるつる温泉」の名前のとおり、肌がつるつるになる抜群の泉質も気に入ったので、次回は、山歩きをせず、この「つるつる温泉」だけを目的に再来したいと思います。
そのときは、同じようにサウナに入って、汗が噴き出すかどうか、是非とも確かめてみます。
「そうなんですよ。私も、このサウナでは、汗が止まりません!」
という方は、このページ末尾のコメント欄から連絡をください。
あと、「つるつる温泉」のソフトクリームも絶品でした。
私がいままで食べたソフトクリームの中で、ベスト5に入ります。
寿庵 忠左衛門 (じゅあん ちゅうざえもん)
「つるつる温泉」で夕食を済ませても良かったのですが、ちょうど、17:40のバスの時間になったので、とりあえず、武蔵五日市駅まで戻ることにしました。
バスの中、スマートフォン片手に、
「駅の近くで、美味しいものはないかな?」
と調べていてヒットしたのが、この「寿庵 忠左衛門」さんです。
このお店、創業150年の「寿美屋」という製麺所が営まれている蕎麦屋さんです。
店内のあちこちには、センスの良い生け花が置いてあって、落ち着きのあるお店です。
でも、堅苦しくない感じがいいです。
いろいろ悩んだ挙句、「ぶっかけおろし蕎麦」を頼みました。
蕎麦が来る間、隣に座っている二人連れのお兄さんを見ていると、ビールと一緒に、いろんなものを食べてました。
どれも美味しそうですが、中でも、「とうもろこしのかき揚げ」が目に止まりました。
かき揚げのいい匂いに、たまらず、私も注文してしまいました。
1,380円で、「そこそこの値段だな」と思っていたら、かき揚げが4枚出てくるとのこと。
お店の人が、
「半人前にしますか?」
とすすめてくれたので、そうしました。
「うぅ、美味い!」
久しぶりに美味しい蕎麦に出会いました。
私が麺つゆを全部かけてしまったのを見た店員さんが、気を利かせて、
「蕎麦湯と一緒に食べると美味しいので、追加の出汁を持って来ますね。」
といって、麺つゆを追加で持ってきてくれました。
素晴らしい接客です!(涙)
蕎麦が旨いお店の蕎麦湯は、これまた美味しいです。
確かに、蕎麦湯を飲みながら、冷たい蕎麦を食べるのが、これまた格別です。
「あぁ、間に合いました。」
と、店員さんがかき揚げを持ってきてくれました。
半人前で正解です。
2枚でもかなりのボリュームです。
紅葉が添えてあるのも粋です。
天つゆに、大根おろしとおろし生姜を入れて頂きます。
あと、岩塩、粗塩、抹茶塩も持ってきてもらったので、トウモロコシの甘みと合わさって、味のバリエーションも楽しめます。
褒めついでに、このお店のお茶も最高に美味しかった。
旨い蕎麦屋のお茶は、これまた、間違いなく美味しく入れてあります。
急須で、お代わりしてしまいました。
あと、うどんも腰がしっかりとしていて美味しいみたいです。
武蔵五日市に行ったときは、是非、このお店に行って、最高の麺を楽しんでください。
まとめ
初めての「山の日」でしたが、この日は、連日の暑さも少しやわらぎました。
やはり、ケーブルカーを使うと楽ちんですね。
あまり肩を張らず、楽なルートで手軽に山歩きを楽しむのもいいものです。
可憐なレンゲショウマの花も楽しめたし、山歩きの後「つるつる温泉」に立ち寄って汗も流せたし、夕食には美味しい蕎麦も食べられたし、最高の「山の日」になりました。
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