配線の事前準備
いよいよ、「TOY'S BOX 470H」に車載ナビを取り付けます。
とは言っても、いきなり車への取り付け作業ができるわけではありません。
- パノラミックビュー映像を車載ナビに映すアダプター
- メインバッテリー/サブバッテリーの切り替えリレー
の接続も必要なので、配線の事前準備が必要です。
この記事では、まず、配線の事前準備の様子を紹介します。
工具/部品/材料
最初に、必要な工具/部品/材料を揃えます。
私の場合は、ほとんどAmazonで購入しました。Amazonプライム会費の元は十分に取れましたね。
電工ペンチ、ギボシ端子
配線の接続は、ギボシ端子(矢崎総業)を使いました。
配線にギボシ端子を圧着するために電工ペンチ(エーモン)も必要です。
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配線が二股に分岐する部分には、ギボシ端子のメス・ダブル(エーモン)を使いました。
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配線ケーブル
配線ケーブルには、ネツタフの0.75sq(許容電流17A)を使いました。
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ヒューズホルダー/ヒューズ
ヒューズは、ミニ平型で統一しておくと、万が一、ヒューズが切れたときの交換に困らないので、ヒューズホルダー(エーモン)もミニ平型のヒューズが刺さるものにしました。
許容電流が15Aのタイプと30Aのタイプがあるのですが、値段もそれほど変わらないのと20Aのヒューズを付けたかったので、30Aタイプを購入しました。
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平型ヒューズもキットを買った方が割安です。
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5極リレー
メインバッテリー/サブバッテリーを切り替える5極リレー(エーモン)です。
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テプラPro 熱収縮チューブ
この後、どの線がどこに接続する配線か分からなくならないように、それぞれの配線にはラベルを付けました。
また、ヒューズの後にはアンペア数も記載することにします。
このラベルには、テプラProで好きな文字が印字できる熱収縮チューブが便利です。私はΦ5mmのものを購入しました。
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車載ナビ本体/パノラミックビューカメラ接続アダプター/取り付けキット
車載ナビ本体周辺の機材を紹介します。
車載ナビ本体「AVIC-RF920-DC」
私は、カロッツェリアの楽ナビ「AVIC-RF920-DC」を選びました。
2024年にモデルチェンジしていますが、私は、2023年モデルです。
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「AVIC-RF920-DC」の電源ケーブルです。
このケーブルに、取付キットを介して、車から出ているトヨタ純正ナビ用のコネクタを接続します。
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パーキングブレーキを検知する線には、クワ型端子を接続し、GNDに落とせるようにしておきます。
この線をGNDに接続すると、走行中もテレビが見れたり、助手席から車載ナビの操作ができるようになります。
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パノラミックビューカメラ接続アダプター「RCA094T-A」
メーカーオプションのパノラミックビューカメラの映像を車載ナビに表示するアダプターです。
データシステム製の「RCA094T-A」を購入しました。
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車から出ているトヨタ純正ナビ用のコネクタと車載ナビの間に割り込ませて、車のカメラの映像を車載ナビ側で切り替えられるようにします。
ハイエースのダッシュボードパネルに取り付けられるビルトインスイッチも付属しています。
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取り付けキット「Y-2597」
車載ナビに必要な電源や信号を取り出すキットです。
私は、必要最低限のハーネスが揃っているエーモン製「Y-2597」を選びました。
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私のハイエースにはリアスピーカーが付いていないので、オーディオハーネス(6P)は使用しません。
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配線
では、順番に配線してきましょう。
電源ケーブル
最初は、電源ケーブルからです。
取り付けキット「Y-2597」のオーディオハーネス(10P)からは、
- メインバッテリー電源(常時電源)
- アクセサリー電源
の配線が出ています。
どちらの電源の配線にも、最初からメスのギボシ端子が2つ付いているので、2系統の電源が確保できます。
1つの系統は車載ナビの電源に、もう一つの系統はETCとドラレコの常時電源(駐車監視用)に使います。
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電源がGNDとショートしたときの安全のために、電源を取り出してすぐの場所にヒューズホルダーを取り付けます。
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さらに、取り付けキット「Y-2597」のオーディオハーネス(10P)に、パノラミックビューカメラ接続アダプター「RCA094T-A」の10Pハーネスを接続します。
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メインバッテリー/サブバッテリー切り替えリレー
続いて、メインバッテリー/サブバッテリーの切り替えリレーの回路を作ります。
配線は、以下の記事で紹介した回路図の通りに接続します。
乳白色の正方形のボックスがワイヤレススイッチのリレー、黒色の①②③は、エーモンの5極リレーです。
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配線全体
メインバッテリー/サブバッテリー切り替えリレー回路を電源ケーブルと接続します。
まだ、サブバッテリーの電源をダッシュボードまで持ってきていないので、サブバッテリー電源に接続するギボシ端子もメインバッテリーに繋いでおきます。
結果、現時点では、メインバッテリー/メインバッテリー切り替えリレー回路になっています。
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すごい配線の量です。
この配線、本当に車載ナビ本体の裏側に収まるのでしょうか?
まとめ
車載ナビの車への取り付け前に、配線の事前準備ができました。
実は、この配線が完成するまでに、かなりの日数を要しました。
特に、メインバッテリー/サブバッテリー切り替えリレー回路は、当初、リレーボックスを使って配線していましたが、納車後、ダッシュボード裏にリレーボックスが収まるスペースがないことが判り、作り直しました。
いろいろ大変でしたが、やっと車載ナビ本体の取り付け作業に進むことができます。
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