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トイファクトリー「TOY'S BOX 470H」にオルタネーターチャージャーを取り付ける

キャンピングカー
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「EcoFlow DELTA 2 Max」単体での使用

私の「TOY'S BOX 470H」は、オプションで「走行充電サブバッテリー」と「正弦波インバーター 1500W」を備えているので、停車中も電気製品を使うことができます。
ただ、サブバッテリーの容量は100Ahしかありません。
なので、納車前に「EcoFlow DELTA 2 Max」と「EcoFlow Alternator Charger」のセットを購入していました。

すでに何度も車中泊旅に出かけていますが、サブバッテリーの容量を補うために、最初から「EcoFlow DELTA 2 Max」だけを車に積みこんで出かけていました。

まだ、「EcoFlow Alternator Charger」を車に取り付けていないので、下図のように、インバーターのAC100V出力にACケーブル(図の青線)を接続して「EcoFlow DELTA 2 Max」を充電していました。

インバーターは1,500Wの電力を供給する能力がありますが、「ディストロボックス」の両側に入っている50Aヒューズが切れるといけないので、「EcoFlow DELTA 2 Max」のアプリで、充電電力を400Wに制限していました。

400W / 12V = 33.3A < 50A

なので、「EcoFlow DELTA 2 Max」の充電電流は、50A未満に抑えられます。

「EcoFlow DELTA 2 Max」の充電と同時に、サブバッテリーが充電されたとしても、サブバッテリーの充電電流が16Aを超えなければ、トータル50A以上の電流がヒューズに流れることはありません。
サブバッテリーの充電電流が実際に16Aを超えないのか測定はしていません。
サブバッテリーが満充電に近い状態であれば、大きな充電電流は流れないだろうと考え、このセッティングで「EcoFlow DELTA 2 Max」を充電していました。

また、インバーターを常にオンにしておくと、サブバッテリーの電力を消費してしまうので、基本は、

  • 走行前にインバーターをオン
  • 停車中はインバーターをオフ

にしていました。
しかし、走行前にインバーターをオンにするのを忘れたり、停車中もインバーターをずっとオンのままにしていたり、インバーターを小まめにオン/オフするのは、かなり面倒でした。

ということで、そろそろ「TOY'S BOX 470H」に「EcoFlow Alternator Charger」を取り付けることにします。

「EcoFlow Alternator Charger」の接続ポイント

「EcoFlow Alternator Charger」は、最大800Wの走行充電が可能です。
800Wで走行充電しようとすると、

800W / 12A = 66.6A > 50A

となって、50Aヒューズの溶断電流を超えてしまいます。
800Wで走行充電する場合は、下図のように50Aヒューズを通らないポイント、つまり、メインバッテリーに直結するしかありません。

この接続は、以下の記事でも考えていた方法です。

最終的に、私は、下図のように「EcoFlow Alternator Charger」をサブバッテリーに接続することにしました。

「EcoFlow Alternator Charger」をサブバッテリーに接続することにした理由

「EcoFlow Alternator Charger」をサブバッテリーに接続することにした理由です。

  • 「EcoFlow Alternator Charger」の入力ケーブルをメインバッテリーに繋ぐと、配線経路の確保が大変なこと。
    場合によっては、車に穴を開ける必要があります。
    車に穴を開けないで済んだにしても、太いケーブルをうまく隠すのが大変です。
  • そもそも、800Wでの走行充電は必要ない。
    今まで、「EcoFlow DELTA 2 Max」の充電電力を400Wに制限して使っていましたが、充電速度に不足を感じませんでした。
    逆に、800Wの走行充電は、ハイエースのオルタネーターに負担をかけることになるかもしれません。
  • サブバッテリーに接続すると、ソーラーパネルから「EcoFlow DELTA 2 Max」にも常に充電が行われる。
    サブバッテリーが満充電になるとソーラーパネルの発電電力は無駄になっていましたが、余った電力を、より容量の大きい「EcoFlow DELTA 2 Max」に蓄えることができます。
  • サブバッテリーの電圧が下がってしまった場合は、「EcoFlow DELTA 2 Max」からサブバッテリーを逆充電できる。
    室内の照明、FFヒーター、大型/小型ベンチレーター、清水/排水タンクのポンプ、インバーターは、すべて、サブバッテリーの電力で動作しています。サブバッテリーの電圧が11.5V以下になると、これらすべての電装設備が止まってしまいます。
    今までこのような状態になったことはありませんが、最悪、このような状態になった場合でも、配線の繋ぎ変えをすることもなく、「EcoFlow DELTA 2 Max」のアプリで逆充電モードにするだけで、サブバッテリーの電圧/電力を回復できます。

私の場合、総合的に考えて、「EcoFlow Alternator Charger」をサブバッテリーに接続するのがベストと判断しました。
EcoFlowさんも、サブバッテリーに接続する使い方も提案しています。

「EcoFlow Alternator Charger」の開梱

取り付け作業に先だって、「EcoFlow Alternator Charger」を開梱します。

パッケージは、ずっしり重いです。

中身は、2つの箱に分かれています。
手前の箱には「EcoFlow Alternator Charger」本体が入っていて、奥の箱にはケーブル類が入っています。

「EcoFlow Alternator Charger」本体です。
「EcoFlow Alternator Charger」は、コンパクトなサイズです。

ケーブルは、70Aを超える電流に耐えられるように、太くて重いです。
バッテリー側に接続する入力ケーブルの長さは、5mもあります。

「EcoFlow Alternator Charger」の取り付け作業

「TOY'S BOX 470H」のサブバッテリーシステムは、写真のパネル奥に格納されています。

パネルを外すと、すぐに、サブバッテリーが見えます。

サブバッテリーを固定している黒いベルトを緩めて、サブバッテリーを手前に引き出します。

サブバッテリーの端子のボルトを緩めて、赤と黒のケーブルを外します。

「EcoFlow Alternator Charger」の入力ケーブルと元のケーブルを一緒にして、サブバッテリーの端子に固定します。
ボルトが緩まないようにしっかりと締め付けます。

「EcoFlow Alternator Charger」の赤の入力ケーブルに、付属している125Aのヒューズボックスを取り付けます。
ヒューズボックスを取り付けたら、入力ケーブルを束ねて、タイヤケースとサブバッテリーの間のスペースにまとめて格納します。
後は、サブバッテリーを元の場所に戻し、サブバッテリーが動かないように、固定用の黒いベルトを締め付けます。

「EcoFlow Alternator Charger」の入力ケーブルは、かなり太いので、パネル下の隙間から引き出せるか確認します。
この場所には、荷物固定用の「キジマ ワンタッチレール」も配置するつもりなので、レールとの干渉も確かめます。
問題なく引き出せることがわかりました。

ただ、パネルの下の部分をケーブルがこすって傷を付けると良くないので、Amazonで購入した、家具コーナー保護テープを貼って、保護することにします。

パネル下の隙間が保護テープの厚み2mm分狭くなりますが、床に「キジマ ワンタッチレール」とタイルカーペットを設置した後も、「EcoFlow Alternator Charger」の入力ケーブルは問題なく通りました。
また、室内から見ても、パネルの下部と裏側に貼った保護テープは目立ちません。

動作確認

サブバッテリーに入力ケーブルを接続した後は、以下の手順で動作確認をします。

  • 「EcoFlow Alternator Charger」と入力ケーブルを接続する。
  • 「EcoFlow Alternator Charger」と「EcoFlow DELTA 2 Max」を同梱されている専用ケーブルで接続する。
  • 「EcoFlow Alternator Charger」と「EcoFlow DELTA 2 Max」の電源をオンにする。
  • 「EcoFlow Alternator Charger」のファームウェアをアップデートする。
  • アプリを使って「EcoFlow Alternator Charger」の最大出力電力と始動電圧を設定する。
    私は、
    ① 最大出力電力:400W
    ② 始動電圧:12V
    に設定しました。
  • 「EcoFlow Alternator Charger」を始動する。
    アプリで、
    ③ 充電モード:充電
    ④ 作業開始:オン
    にして充電を開始します。
  • 「EcoFlow Alternator Charger」の正面のLEDが緑色に点灯していることを確認する。
  • アプリの画面で「EcoFlow DELTA 2 Max」が正常に充電されていることを確認する。
    上のアプリ画面を見ると、サブバッテリーの電圧は12V(②で設定した「始動電圧:12V」以上)なので、「EcoFlow DELTA 2 Max」が217Wで充電されています。

以下は、サブバッテリーに接続した入力ケーブル、「EcoFlow Alternator Charger」、「EcoFlow DELTA 2 Max」の接続全体の写真です。
「EcoFlow Alternator Charger」、「EcoFlow DELTA 2 Max」の真上は、「TOY'S BOX 470H」の対面ダイネットのベンチを置くので、全体がベンチの下に隠れます。

特に固定もしていませんが、「EcoFlow DELTA 2 Max」の重量でずれることもありません。

実際の使用感

上記のセッティングで、2ヵ月使用しました。

走行時は、サブバッテリーと「EcoFlow DELTA 2 Max」が同時に走行充電されます。
昼間の停車中は、「TOY'S BOX 470H」のソーラーパネルの発電電力で、少しずつですがサブバッテリーと「EcoFlow DELTA 2 Max」が充電されています。
「EcoFlow DELTA 2 Max」をソーラー充電できるのは、今回のセッティングの大きなメリットです。

サブバッテリーは、走行充電とソーラー充電で12V以上の電圧を維持できています。
冬場なので、大きな電力を消費する電装設備がFFヒーターしかないというのも、その理由かと思います。

「EcoFlow DELTA 2 Max」は、ノートPC、カメラ、スマートフォンの充電に使っています。
「EcoFlow DELTA 2 Max」の容量も、車中泊旅に出かけている間は、ほぼ90%以上をキープしています。

これから夏場に向かう前に、ポータブル冷蔵庫、ポータブルクラーの導入も考えています。
電気製品が増えてくると、電力不足を感じるようになるかもしれませんが、今のところ、特に不自由は感じていません。

まとめ

納車前に購入していた「EcoFlow Alternator Charger」、「EcoFlow DELTA 2 Max」を「TOY'S BOX 470H」のサブバッテリーシステムにアドオンしました。
「EcoFlow Alternator Charger」は、サブバッテリーに接続しました。

「EcoFlow Alternator Charger」の入力ケーブルは、大きな改造をすることもなく、「TOY'S BOX 470H」のパネル下の隙間から引き回すことができました。

「EcoFlow Alternator Charger」のアプリの設定で、最大出力電力を400Wに制限することで、50Aヒューズが切れることもありません。
ハイエースのオルタネーターに過度の負荷をかけることもありません。

また、アプリの設定で、「EcoFlow Alternator Charger」の始動電圧を12Vにすることで、サブバッテリーが12V以下の電圧に過放電することはありません。

この接続にすると、サブバッテリーの電圧が12Vを下回らない限り、サブバッテリーと「EcoFlow DELTA 2 Max」が、同時に走行充電、ソーラー充電されます。
見かけ上、「TOY'S BOX 470H」のサブバッテリーの100Ahの容量が、3倍になったような使い勝手です。

今現在の私の「TOY'S BOX 470H」の使い方からすると、この接続がベストだと思います。

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