オープンキャンパスに参加してみて
O大学のオープンキャンパスに参加してみて感じたのは、
「本当に行きたい大学があるのなら、遠くても、お金がかかっても、その大学の雰囲気を肌で感じるために、オープンキャンパスに参加する。」
「さらに、3年生の夏ではなく、2年生のときに参加する。」
ことの大切さです。
なぜ2年生のときに参加するべきなのか?
上の記事で紹介した、ユースホステルの夕食で一緒になった娘さんが2年生だったからというわけではありませんが、努力してでも本当に行きたい大学なら、
「オープンキャンパスは、2年生のときに参加するべき。」
です。
受験の準備期間は十分に確保しよう
まず、息子がそうだったように、
「3年生で参加して、その気になっても、間に合わない。」
可能性が高いからです。
結果として、息子は志望の大学に合格できましたが、オープンキャンパスから受験までの4か月での追い込みは、正直、無謀でした。
息子は、3年生になるまで、授業・実習・試験を真面目にこなしていたため、農業高校からの推薦は貰えました。
けれど、一般公募制の大学の論文・面接試験で合格できるかどうかは、また一つ、別の高いハードルがあります。
受験が迫ってきた時期に、気晴らしで、息子と近くのスーパー銭湯に行ったことがありました。
流し場で、ふと横を見ると、プレッシャーや焦りもあったのでしょう。
洗面器にお湯を溜めながら、息子は目に涙を浮かべていました。
大学に入ってから、全国の農業高校から推薦入学で進学した友人とも、
「ほんと、あのときは、不安やプレッシャーで、吐きそうになることもあったよなぁ。」
と話をすることがあるそうです。
本気で合格する気なら、少なくとも1年以上の準備期間を確保することをおすすめします。
もし、3年生で大学への進学を決めた人は、それなりの覚悟を持って、受験勉強に取り組んでください。
一方、3年生からの受験対策でも、合格は決して不可能ではありません。
上の記事で紹介したS先輩も、最終的にO大学への進学を決めたのは、3年生のときだったそうです。
現場でしかわからないこと
また、実際の現場に行かないと、本当に大切なことはわかりません。
そこで得られるものは、ネットや口コミで得られる情報の何百倍も価値があります。
それは、このブログのいくつかの記事で書いたとおりです。
生徒だけでなく、できれば、高校の進路担当の先生も参加されることを望みます。
大学とのパイプがあるならともかく、それがないなら、こういう機会に直接大学の先生から「大学のポリシー」や「その大学が求める人材像」の本質を聞き出して、生徒の進路指導に役立てて欲しいと思います。
私が受けた「農業高校生のための大学セミナー」では、進路指導の先生や親でないと理解できない内容やレベルの話もたくさんありました。
受験対策がうまくいくかいかないかは、受験生本人だけではく、周囲の先生や親の責任、役割が、思っている以上に大きいと感じています。
なので、大学受験の最初のステップとして、
「本気で志望する大学なら、オープンキャンパスに行くこと。」
「しかも、2年生のときに。」
が大切なのです。
「農業高校生のお受験体験記」一覧を見る。
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